89式の調整
今日は東京マルイ製89式の内部調整を御紹介致します。
基本的な内部構造は他の電動ガンと同様ですが、バースト機構を採用している為に一部構成パーツなどが異なります。またVer.2や3が一般的な電動ガンの中でも非常に完成された内部構造を持っています。
今回は内部の点検と消耗部品の交換を御依頼頂きました。
またセミオート時にトリガーの引き方によって動作不良になる事があるとの事でした。
初速は93m/sあたりを御希望です。
作業前の初速は83~86m/sでした。
では、分解してみましょう。
他の電動ガンに比べ、使用しているビスの数が多いので、初めて分解する方は使用箇所に分けて保管すると良いかもしれません。
メカボックスを取り出します。
トレーニング用としても使われるだけに、よく考えられた構造をしています。
ある意味、玩具を越えているようにも思えます。
メカボックスを開けます。
初速低下の原因となったのは、このスプリングのようです。自由長があきらかに短くなっています。またピストンヘッドに付いていたグリスの状態からみると、経年劣化によるものかと思います。
全パーツを取り出して点検を行います。
接点に一部焼けの跡がありましたが、交換に至るほどではなかったので接点グリスを塗布しました。
各ギヤに関してもグリスの汚れはあるものの、大きな磨耗は見当たりませんでしたが、ピストン後端にギヤが乗り上げたような形跡があったのでピストンとピストンヘッドをModify製のものへ交換しました。
スプリングはサブゼロのS90を使用します。
再度、グリスアップをして組み上げます。
トリガーの引き方による動作不良の件はカットオフレバーのグリス切れによるものでした。
次にチャンバー、インナーバレルの点検です。
チャンバーはVFCのM4シリーズと同様な同軸タイプです。
アッパーレシーバーから90度回すと取り外す事が可能です。
このあたりも他の電動ガンとは異なり、完成度は非常に高い仕上がりです。
インナーバレル内に汚れはあったのですが、曲がりや損傷などはありませんでした。
ホップパッキンはヘタリがみられたので、マルイ純正品へ交換しました。
各部を組み上げて完成です。
89式はセレクターギヤの取付位置に特徴があるので、初めて分解する際はギヤの位置を覚えておくと良いかもしれません。またセレクターギヤには噛み合わせ位置に印が付いているので、それを目安にすると分かり易いかもしれません。
動作確認を行いましたが、セミ、バースト、フルオート共に問題なく動作しました。
では、初速の確認です。
イーグルフォース製バイオBB弾0.2gを使用し
ホップを全開放状態で計測
最高で93.88m/s、10発平均で93.13m/sとなりました。
以上、当店の東京マルイ製 89式の内部調整を御紹介致しました。
また当店では、お持込みによる調整も随時承っております。
ぜひ、お問い合わせ下さい。
今回の調整でも使用したSUB-ZEROスプリングはピークアーマメントオリジナルのスプリングです。
現在、ピークアーマメントではBlow outコーナーにて現品大特価商品を御用意しております。
さらに、ピークアーマメントではPROPPER製品を通常販売価格から
40%OFFの処分大特価にて放出中です!
基本的な内部構造は他の電動ガンと同様ですが、バースト機構を採用している為に一部構成パーツなどが異なります。またVer.2や3が一般的な電動ガンの中でも非常に完成された内部構造を持っています。
今回は内部の点検と消耗部品の交換を御依頼頂きました。
またセミオート時にトリガーの引き方によって動作不良になる事があるとの事でした。
初速は93m/sあたりを御希望です。
作業前の初速は83~86m/sでした。
では、分解してみましょう。
他の電動ガンに比べ、使用しているビスの数が多いので、初めて分解する方は使用箇所に分けて保管すると良いかもしれません。
メカボックスを取り出します。
トレーニング用としても使われるだけに、よく考えられた構造をしています。
ある意味、玩具を越えているようにも思えます。
メカボックスを開けます。
初速低下の原因となったのは、このスプリングのようです。自由長があきらかに短くなっています。またピストンヘッドに付いていたグリスの状態からみると、経年劣化によるものかと思います。
全パーツを取り出して点検を行います。
接点に一部焼けの跡がありましたが、交換に至るほどではなかったので接点グリスを塗布しました。
各ギヤに関してもグリスの汚れはあるものの、大きな磨耗は見当たりませんでしたが、ピストン後端にギヤが乗り上げたような形跡があったのでピストンとピストンヘッドをModify製のものへ交換しました。
スプリングはサブゼロのS90を使用します。
再度、グリスアップをして組み上げます。
トリガーの引き方による動作不良の件はカットオフレバーのグリス切れによるものでした。
次にチャンバー、インナーバレルの点検です。
チャンバーはVFCのM4シリーズと同様な同軸タイプです。
アッパーレシーバーから90度回すと取り外す事が可能です。
このあたりも他の電動ガンとは異なり、完成度は非常に高い仕上がりです。
インナーバレル内に汚れはあったのですが、曲がりや損傷などはありませんでした。
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89式はセレクターギヤの取付位置に特徴があるので、初めて分解する際はギヤの位置を覚えておくと良いかもしれません。またセレクターギヤには噛み合わせ位置に印が付いているので、それを目安にすると分かり易いかもしれません。
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では、初速の確認です。
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