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 Posted by ミリタリーブログ  at 

VFC XCRの調整

今回は以前、当ブログでも紹介したことのあるVFC製XCR-Miniの調整内容を御紹介します。



ハンドガードとアッパーレシーバーが一体となっているので、剛性も高く、短い全長により、取り回しの良さはゲームにおいても非常に有効なモデルです。

今回は当店の内部調整仕様ということで本体を御購入頂きました。

では内部の調整を御紹介します。
アッパーレシーバーを取り外すと、メカボックスが露出します。

このXCRはVFCでも独特なメカボックスで、上下分割式です。

メカボックスASSYではレシーバーから取り外すことは出来ないので、メカボックス上部を先に取り外してから下部を取り外します。



メカボックス上部を分解します。

グリスを全て除去し、新たにグリスアップを行います。


タペットプレートは問題ないのですが、ピストンはクラッシュする可能性が高いので、柔軟性の高いModify製のピストンを加工して使用します。

メカボックス側のピストンレール部分は研磨してスムーズに動作するようにしました。
今回はサブゼロのS80スプリングを使用しました。

次にメカボックス下部を分解します。

こちらもグリスを全て除去し、グリスアップを行いました。
このメカボックスはリアルな外観を実現するために非常にスリムなギヤボックスとなっているのですが、ギヤの軸が長く、外側に張り出してグリップに干渉する場合があります。
その為、軸の長さを研磨し干渉しないようにしました。

レシーバー内部にも干渉する場合があるので確認を行います。

この状態で動作させて確認を行います。


メカボックス上部を取り付けます。

プラス側のケーブルが挟まれる恐れがあるので、ケーブルの状態を確認しながら組込みます。


次にチャンバー、バレルの確認を行います。

インナーバレル、チャンバーを清掃しました。
ホップパッキンは東京マルイ製の物を使用しました。


以上で、調整作業は完了です。


今回はインドア戦などの事も考慮し、0.2gBB弾で90m/s位との依頼です。

では弾速の確認です。

イーグルフォース製バイオBB弾0.2gを使用し
ホップを全開放状態で計測します。

最高で90.66m/s、10発平均で90.15m/sとなりました。


以上、今回はVFC製XCRの調整を御紹介致しました。

当店では、お持込みによる調整も随時承っております。
お申し込みはメール、電話にてお知らせください。
コチラからお問い合せ下さい。


ここのところ、東京マルイ製HK416Dの修理依頼が増えております。
症状については、ほぼ同じ原因で、修理に必要な部品が現在、手に入りづらい状況です。
この状況に対応するべく、部品を手配致しました。
現在、修理をお待ち頂いているお客様は申し訳ございませんが、今しばらくお待ちください。



SUB-ZEROスプリングはピークアーマメントオリジナルのスプリングです。

SUB-ZEROブランド製品は卸販売も行なっております。
御希望の業者様はピークアーマメント 担当:関口までお問い合わせ下さい。
  

2013年09月25日 Posted by PEAK  at 12:02Comments(0)メンテナンス

A&K MASADAの調整

今回はPTS MAGPULのMASADAではなく、A&K製のMASADAの調整内容を御紹介致します。


A&KのMASADAはPTSよりも早くエアガン化されたモデルで、発売された頃は入手が困難なほどでした。
実銃と同様なクイックバレルチェンジシステムの採用など、大変人気のモデルです。

今回は動作が不調との事でお持込み頂きました。

本来であれば、すぐに分解となるのですが、このMASADAはどちらかで手を入れた形跡があり、
尚且つ、配線を組み立て時にコネクターを介していないので、線を無理にハンダ付けされた状態でした。
またヒューズもエアガン用とは思えない大型の物が取り付けれていました。
配線を引き直す覚悟で全て切断してメカボックスを取り出しました。

メカボックスを開けるとグリスアップは行なってあるものの・・・

ギヤ関係はマルイ製なのですが、潤滑不良が原因なのか、ギヤの歯が全て使用困難状態でした。
さらにピストンもラックギヤの頭は削れ、メカボックスのピストンレールから浮き上がった状態でした。
スイッチ周りは再利用可能でしたが、全て分解して動作と導通確認を行いました。

ギヤ関係についてはModifyのモジュラーギヤキットを使用、軸受も付属の物をメカボックス側へ固定しました。
ピストンはポリカーボネイト製、ピストンヘッドはマルイ製へ変更、Oリングも同時に新品に交換致しました。
以前にもA&K MASADAを調整したことがあるのですが、ノズルの基部からエア漏れが多かったので
今回はチャンバーとノズルはWii TECHというメーカーの物を使用しました。


以上でメカボックス内部の調整は完了です。
スプリングはサブゼロのS90を使用しました。


メカボックスをレシーバーへセットします。

分解時には省略しましたが、A&KのMASADAはPTSとは異なる分解・組立方法です。
この状態で動作確認を行いましたが、Modifyのモジュラーギヤのお陰で動作音も静かになり
スムーズな動作に変化しました。


次はチャンバー、バレル周辺の点検です。

この純正チャンバーはテイクダウンの事を考慮した上下2分割の方式をとっています。
次世代M4とも似た構造です。
ですが、構造を優先した為か、エアロスが多くホップの掛かりもマチマチといった状態です。

今回は、先に御紹介したwii techという海外ブランドの製品を使用しました。

アルミの削りだしによる製法で、しっかりとした製品です。
さらに純正では、すぐに外れてしまうホップレバーも改善されています。
ホップパッキンは付属の物ではなく、適正な物へ変更しました。


次回分解時の事もありますので、配線の分割にバナナピンコネクターを使用しました。


イジェクションポートからのぞくチャンバー、ホップ調整レバーも外れにくくなりました。



以上の作業にて終了です。



では弾速の確認です。


イーグルフォース製バイオBB弾0.2gを使用し
ホップを全開放状態で計測します。

最高で93.47m/s、10発平均で92.41m/sとなりました。



以上、今回はA&K製MASADA の調整を御紹介致しました。

当店では、お持込みによる調整も随時承っております。
お申し込みはメール、電話にてお知らせください。
コチラからお問い合せ下さい。


SUB-ZEROスプリングはピークアーマメントオリジナルのスプリングです。

SUB-ZEROブランド製品は卸販売も行なっております。
御希望の業者様はピークアーマメント 担当:関口までお問い合わせ下さい。

  

2013年09月13日 Posted by PEAK  at 12:00Comments(0)メンテナンス

MASADA CQBの調整

今回も「海外製電動ガンメンテナンスキャンペーン」という事で、
お持込み頂いたPTS MAGPUL MASADA CQBの調整を御紹介致します。


今回、お持込み頂いたMASADAは他店購入品で国内規制に合わせたモデルを購入との事でした。

御希望の調整内容は、基本的な作業に加えピストン、シリンダー、ピストンヘッドの交換と初速を0.2g弾で95m/s以下ということで依頼を頂きました。


では早速、分解してみましょう。

おなじみのメカボックスです。
ノズルがアルミ製に変わっています。
お客様自身で交換されていないとのことなので、生産ロットによる物なのでしょうか?

メカボックスを開けると、さらにシリンダーヘッドも同様の製品が取り付けられていました。
他にベアリングも今までと異なるものが付いていましたが、ベアリングのフランジ部分が座ぐり部分よりも大きく、ギヤへの負担が大きくなっていました。
確かに試運転時にギヤノイズが甲高く、恐らくこのフランジの高さが影響していたのかもしれません。

シリンダー、ピストン、ピストンヘッドを交換し、メカボックス内部の調整が完了致しました。

ベアリングも全て新調し、シム調整をやり直したので非常にスムーズな動きとなりました。
ピストンはセクターギヤの材質を考慮し、Modifyのハイスピードピストンを採用しました。
メカボックス側のピストン用レール部分はピストンに合わせて研磨してあります。
またマイクロスイッチにハンダ付けされていたケーブルが酷い状態だったので、ケーブルごと交換しました。


メカボックスが完成したので、レシーバーにセットして動作確認を行います。

未調整時に出ていた甲高い音は一切無くなりました。


では次にインナーバレル周辺の点検を行います。

インナーバレル自身の曲がりは無いものの、ホップパッキンの枕部分とインナーバレル側のホップ窓の切り欠きが合っていない為に、インナーバレル側を加工致しました。
後の試射で分かったのですが、この赤いホップパッキンは硬さや精度がちょうど良く、他のパッキンに変えたところ、初速が極端に低下しました。
また、押しゴムの位置が高く、常にホップが掛かっている状態になっていたので、押しゴムのを加工して適正な位置に変更しました。


マサダの調整作業ではお馴染みとなったチャンバーブロックの固定を行います。

この作業は絶対必要というものではなく、ブロックの成形が甘く、ガタが多いものに対して行います。
前後方向の動きはバレルセット時にスプリングのテンションで補正されますが、横方向のガタは動作時に悪影響を及ぼし、ノズルの偏摩耗や弾速の低下やバラつきを発生させるようです。

実際にガタがある状態で、動作させていた個体はノズルの側面が大きく削れ、先端の形状も変形していました。

今回の個体は若干のガタがみられたので、アルミ板で制作したスペーサーで補正致しました。

以上で、調整作業は完了です。

今回はサブゼロのS90スプリングを使用しました。

では弾速の確認です。


イーグルフォース製バイオBB弾0.2gを使用し
ホップを全開放状態で計測します。

最高で94.25m/s、10発平均で約93m/sとなりました。



以上、今回はPTS MAGPUL製MASADA CQBバージョンの調整を御紹介致しました。

当店では、お持込みによる調整も随時承っております。
お申し込みはメール、電話にてお知らせください。
コチラからお問い合せ下さい。


SUB-ZEROスプリングはピークアーマメントオリジナルのスプリングです。

SUB-ZEROブランド製品は卸販売も行なっております。
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2013年09月09日 Posted by PEAK  at 12:15Comments(0)メンテナンス

D-boys Mk.12 SPRの調整

ピークアーマメントの「海外製電ガン メンテナンスキャンペーン」へ多数のお客様からお問い合せ、お申込頂きまして、ありがとうございました。

この場を借りまして、深く御礼申し上げます。

さて、今回はこのキャンペーンにお申込み頂いた「D-boys製 Mk.12」の調整内容を御紹介致します。


Mk12 Mod.0はモデルアップからの年月は長いですが、独特なハンドガードやグリップ形状から、未だ人気のモデルです。

今回は基本的な調整に加え、ホップの掛かりが悪い、初速が低いという事でお持込み頂きました。

では、メカボックスを開けます。

D-boys特有の黒いメカボックスです。
取り出し方法は至って一般的なM16シリーズと同様です。
画像では分かりにくいですが、スパーギヤの歯の一部が偏摩耗しています。
また軸受も固定されていない箇所や、固定されている箇所は真っ直ぐ取り付けられていない状態でした。
ピストンもメカボックス側のレール部分への当たりが悪くスムーズに動いていませんでした。


メカボックス内のパーツを全て取り外し、洗浄してから組入込みます。

ピストンのレール部分は研磨した事でスムーズに動くようになりました。
シリンダーヘッド、ピストンヘッドのOリングは新品に交換し、ピストンウエイトを追加、ピストンヘッドも交換致しました。
さらにスパーギヤを交換し、全ての軸受を取り外し、まっすぐに固定し、シム調整をやり直しました。
配線の被覆に傷が付いていたのでシュリンクチューブにて補修しました。

完成したメカボックスをレシーバーにセットして動作の点検をします。

お預かりした状態で発生していたメカノイズも極端に無くなり、静かな動作音となりました。


続いてチャンバー周辺の点検です。

このSPRはフルサイズシリンダーを採用しているので、インナーバレルの長さを適正な物へ交換し、ホップ窓への加工を行いました。
またホップパッキン、押しゴム共にマルイ製へ交換しました。


以上の作業にて終了です。



では弾速の確認です。

イーグルフォース製バイオBB弾0.2gを使用し
ホップを全開放状態で計測します。

最高で92.94m/s 10発の平均で91.88m/sとなりました。


以上、今回はDboys製Mk12 SPR Mod.0の調整を御紹介致しました。

当店では、お持込みによる調整も随時承っております。
お申し込みはメール、電話にてお知らせください。
コチラからお問い合せ下さい。


SUB-ZEROスプリングはピークアーマメントオリジナルのスプリングです。

SUB-ZEROブランド製品は卸販売も行なっております。
御希望の業者様はピークアーマメント 担当:関口までお問い合わせ下さい。

  

2013年09月07日 Posted by PEAK  at 13:08Comments(0)メンテナンス