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 Posted by ミリタリーブログ  at 

次世代 M4の調整

前回のキャンペーンからブログの更新が滞りまして申し訳ありませんでした。


一部の方にはお伝えしたのですが、この停滞していた間、某メーカー様の製品テストや調整、サブゼロの新製品開発などを行っておりました。
いつも御覧頂いている皆様へ、この場をお借り致しましてお詫び申し上げます。

サブゼロの新製品につきましては、開発が概ね整いましたので、発売をもって発表致します。

さて、今回は以前にもピークアーマメントを御利用頂いているお客様から依頼頂いた次世代M4の修理と調整内容を御紹介したいと思います。


今回の依頼内容は
・内部のメンテナンス
・SOPMODバッテリーを廃し、RAS内へ前方配線

修理内容として
・ホップが効かない
・初速が不安定

本体は譲り受けた物で内部の状況が分からないために御依頼頂きました。

では早速、分解します。

メカボックスを取り出します。

一見、問題の無さそうな外観ですが、よく見ると各部のパーツが疲労しているのが窺えます。

メカボックスを開けます。

ピストンやピストンヘッドは社外品に交換されていました。
またメカボックスを開ける際に気付いたのですが、幾つかのネジの頭が潰れていました。

内部パーツの点検を行った所、グリスは乾燥し潤滑不良を起こしていました。
全ギヤ、カットオフレバー、軸受けの損傷が酷く、交換とすることになりました。
接点の汚れも酷く、通電不良を引き起こしています。

メカボックス内のパーツを全て取り外し、洗浄しながらさらに細部まで点検を行いました。

ギヤに関しては強化ギヤを使用します。

新品とはいえど、バリや汚れなどがあるので、こちらも点検、清掃した後に組込みます。

今回は軸受をベアリングに変更し、摩擦による摩耗に強いZOILのグリスを使用しました。
強化タイプのカットフレバーとの兼ね合いを見ながら、シム調整を行います。

ピストン本体に損傷はありませんでしたが、強化ギヤとの相性からラックギヤ後端の一枚を切除しました。
またピストンリングは摩耗していたので、適正なOリングへ変更します。

RAS内へ配線を変更するために、ケーブルを新たに引き直しました。

以上で、メカボックス内の作業は完了です。


次にインナーバレルとチャンバーの点検です。

パッキンは変形していたので、純正品へ変更しました。
インナーバレルの変形はありませんでしたが、内部に泥の侵入があり汚れていたので入念に清掃致しました。
ホップが効かないとの事でしたが、これはホップの押しゴムが入っていなかったのが原因でした。

次にメカボックスをレシーバーへ組込む際に気付いたのですが、今回の個体はロアレシーバーが社外品に変更されており、セレクターが完全に取り付けれれていない状態でした。
これにより、メカボックスの組込みに違和感がありましたのでセレクターごと新品に交換致しました。

またバッファーチューブ内も摩擦による摩耗があったので、グリスアップを行いました。
バッファーチューブを取り付ける際にレシーバー側のネジ山が大きく潰れていましたが、
ネジ山修正機にて修正し、組込みを致しました。

以上で、作業は完了です。

今回はサブゼロ 次世代電動ガン用 M80スプリングを使用しました。


弾速を確認します。
イーグルフォース製バイオBB弾0.2gを使用しホップを全開放状態で計測します。

最高で93.69m/s、10発平均で92.59m/sとなりました。

以上、今回は東京マルイ製次世代M4 CQB-Rの調整内容を御紹介致しました。

当店では、お持込みによる調整も随時承っております。
お申し込みはメール、電話にてお知らせください。
コチラからお問い合せ下さい。

SUB-ZEROスプリングはピークアーマメントオリジナルのスプリングです。
サブゼロスプリングは1本からオーダーメイドが可能です。
現在のラインナップからの変更は勿論、ショップオリジナルスプリングの生産及び量産も随時承っております。
ご質問や御不明な点などございましたら上記問い合わせ先まで何なりとお問合せ下さい。



SUB-ZEROブランド製品は卸販売も行なっております。
御希望の業者様はピークアーマメント 担当:関口までお問い合わせ下さい。


  

2014年04月21日 Posted by PEAK  at 12:00メンテナンス