CYMA MP5Kの調整

いつも、当ピークアーマメントのブログを御覧頂き誠にありがとうございます。

さて、今日もメンテナンスの投稿となります。
今日はCYMA製 MP5クルツの調整です。
CYMA MP5Kの調整
非常にしっかりとした作りで、MP5ってこんなに重かった?と思うほどの重量感です。
国産の物とは異なり、アッパーレシーバーはメタル製で、ロアレシーバーは左右分割式ではなく、
一体成型の重厚な樹脂製です。

今回のご依頼内容は
・初速を上げたい 現状:0.2gで75~80m/s
・サイクルを上げたい 付属の9.6vNi-Mhで11発
・内部及び機関部の点検、調整  です。

では、早速分解します。
CYMA MP5Kの調整
慣れてしまえば5分程度でメカボックスを取り出すことが可能です。


お馴染みのCYMAのver.3メカボックスです。
CYMA MP5Kの調整
この個体は以前、国内で調整を行っているとのことで、余分なグリスの付着はありません。


メカボックスを開けます。
CYMA MP5Kの調整
3点可変圧スプリングを使用していました。
3点可変圧タイプはサイクルを上げるには良いのですが、ストローク中にクネクネと曲がりピストン内部に干渉し抵抗となる場合が多く、使用したスプリングを点検すると外周部には擦れた跡が多く見受けられ、ピストン内部も汚れや磨耗している箇所があります。
他はパッと見たところ、異常は見られませんでしたが、念の為に各パーツを点検がてら清掃とグリスアップを行います。



各パーツを組み込んだ状態です。
CYMA MP5Kの調整
ピストンリングが小さかったので、手持ちのOリングとシリンダーヘッドのOリングを交換しました。
また接点が汚れていたので清掃し、接点グリスを塗り直しました。
今回は初速を上げたいとのことでしたので、ピストンウエイトを追加し、流速仕様にするか
悩みましたが、サイクルを上げる事やピストンの負荷を考えた結果、通常の仕様にする事にしました。
上記の事からスプリングはサブゼロのS90スプリングを使用します。



次はチャンバー、インナーバレルの点検です。
CYMA MP5Kの調整
一度、手が入っているだけにキレイな状態でしたが、インナーバレルの清掃を行いました。
また経年によるパッキンの変形が見られたので交換致しました。


あとは各パーツを組み込んで行きます。
CYMA MP5Kの調整
ケーブルの取り回しを若干変更致しました。
これはレシーバーの抜き差しを行う際にケーブルを痛めないようにする為です。
またサイクルアップの為にモーターをG&P M120モーターへ交換しました。


以上で完成です。
CYMA MP5Kの調整



では、弾速を計測します。
イーグルフォース バイオBB弾 0.2g
ホップ全開放状態です。
CYMA MP5Kの調整
最高で92m/s、10発平均で90.7m/sとなりました。
ちなみにホップをMAXで掛けた状態で86m/sです。

今回はサイクルアップも御希望でしたのでフルオートでの計測です。
バッテリーは9.6vニッケル水素バッテリーを使用の結果
CYMA MP5Kの調整
約87m/s、サイクルは17.75発となりました。

MP5Kらしい弾幕仕様の完成です。

以上、当店のCYMA製MP5Kの内部調整内容を御紹介致しました。
また当店では、お持込みによる調整も随時承っております。
ぜひ、お問い合わせ下さい。




今回の内部調整で使用したSUB-ZEROスプリングはピークアーマメントオリジナルのスプリングです。
CYMA MP5Kの調整
SUB-ZEROブランド製品は卸販売も行なっております。
御希望の業者様はピークアーマメント 担当:関口までお問い合わせ下さい。




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2013年03月07日 Posted by PEAK  at 15:00 │Comments(0)メンテナンス

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