次世代 RECEEライフルの調整

本日は次世代M4シリーズの人気モデルRecee rifleの調整内容を御紹介致します。


次世代 RECEEライフルの調整

Daniel Defense社公認の10インチフリーフロートレイルを採用したモデルです。

今回の依頼内容は
・動作時に異音が出ている
・ホップが掛かりづらい
・トリガーを引いてから発射までのレスポンスが悪い
・初速を0.2gBB弾にて95m/sくらい
・メカボックス内の各ギヤを全交換
・軸受をSUS製へ交換

では早速、メカボックスを取り出します。
次世代 RECEEライフルの調整
購入時より2年を経過しているとの事で、それなりにグリスの漏れが各所から見受けられます。
またメカボックスを取り出す際に発見したのですが、ストック後部のバッテリーの接点が湾曲し、
2個あるうちの片側が欠損していました。


メカボックスを開けます。
次世代 RECEEライフルの調整
セクターギヤは経年と使用年数により摩耗しています。また異音の原因はモーターのピニオンギヤとべベルギヤの摩耗によるものと推測されます。
さらにシリンダー内に埃や土が侵入し、ピストンの圧縮がほとんど感じられません。同様にノズルは内外共に土が付着していました。またスイッチの接点に関しても摩耗は見られないものの汚れがが堆積していました。
これら交換部品以外は清掃し、さらに点検を行いました。


次世代 RECEEライフルの調整
軸受はステンレスタイプへ変更し、セクター、スパー、べベルのギヤはギヤ同士の擦り合せを行い、軸受けとのクリアランスを確認してからシム調整を行いました。ピストンに関しては偏摩耗もなかったので、各部加工して使用しました。シリンダー内はホーニング処理を行い、Oリングは新品へ交換しました。

以上、各部をグリスアップしてメカボックスの作業は完了です。


次にチャンバー、インナーバレルの点検です。
次世代 RECEEライフルの調整
チャンバー内にも土が侵入していました。パッキンも変形し、汚れていたので新品へ交換しました。
インナーバレルやチャンバーは無理に擦ると傷つく恐れがあるので、水で土や埃を洗い流してから従来通りの清掃を行いました。
タペットプレートの摩耗防止策を致しました。
各部異常は見受けられなかったので、組み立てて完了となります。

次世代 RECEEライフルの調整
ストック後部の接点は新品へ交換しました。
以上をもって、作業は全て完了です。


弾速を確認します。
イーグルフォース製バイオBB弾0.2gを使用しホップを全開放状態で計測します。
次世代 RECEEライフルの調整

最高で94.7m/s、10発平均で94.1m/sとなりました。


以上、今回は東京マルイ製 レシーライフルの調整内容を御紹介致しました。


当店では、お持込みによる調整も随時承っております。
お申し込みはメール、電話にてお知らせください。
コチラからお問い合せ下さい。

SUB-ZEROスプリングはピークアーマメントオリジナルのスプリングです。
サブゼロスプリングは1本からオーダーメイドが可能です。
現在のラインナップからの変更は勿論、ショップオリジナルスプリングの生産及び量産も随時承っております。
ご質問や御不明な点などございましたら上記問い合わせ先まで何なりとお問合せ下さい。


次世代 RECEEライフルの調整
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2015年09月25日 Posted by PEAK  at 12:00 │メンテナンス