メンテナンスについて

日頃より、私共ピークアーマメントを御利用頂きまして誠にありがとうございます。

本日は、お問い合わせ頂くことの多い、私共のメンテナンスのについて御紹介したいと思います。

メンテナンスについて

まず、メンテナンスと一概に申し上げても、お客様の御要望に沿って進める事となります。
内容は千差万別ではございますが、基本的な作業として御紹介致します。

メンテナンスとしましては点検から行います。
この場合、分解時点から配線の傷みや状態、コネクター部分の摩耗や損傷を確認しながら、
メカボックスを取り出します。

次に、メカボックスの外観から点検し、破損などの状況を点検致します。
同時にセレクターなどの駆動部分も動作確認を行い、メカボックスを開けます。
この時点では既存のグリスで損傷や摩耗が判断しかねる部分が多いので、部品交換を行わない前提であれば清掃を行います。
清掃については、樹脂やゴムなどの部品は材質を侵さないケミカル品にて入念に清掃を行います。
ギヤなどについては、入れ替えるグリスとの混合を防ぐ為に既存のグリスを徹底的に除去します。
同様に軸受けがベアリングの場合もベアリングレース内のグリスを除去します。
接点スイッチについても同様に既存のグリスと入れ替えるグリスの成分が異なると問題を引き起こしかねないので細かい所まで清掃を行います。

ピストンヘッドや、シリンダーヘッドのOリングの摩耗は、この段階では分かりかねるので、組み上げる際にグリスアップをしてから気密を点検します。
ピストンやシリンダーについては、各パーツごとに分解してから清掃を行います。この際も各材質に合わせたケミカル品を使用して清掃を行います。
メカボックス自身については、全パーツを取り外したのちに丸ごと洗浄します。

全パーツを取り外したのちに各部の点検を行います。
特にギヤなどは偏摩耗などがあった場合、その周辺部品をくまなく点検し原因を調査しています。
メカボックス内部に関しては、破損等の点検を行った後に、ピストンレールやタペットプレートの動作部分、軸受け周辺のバリの除去、場合によっては加工を行います。
特に軸受けの座面に関しては入念に点検し、仮組みを行った上で再度点検しています。

メカボックス内部の点検が終わったら組込作業に入るわけですが、この際、グリスを先に塗ってしまうと部品同士の噛み合いやガタつきが分からなくなってしまうので、グリスを塗る前にシム調整を含めた仮組みを行い、各部の異音やガタを確認します。

特に故障した状態でお持ち込み頂いた場合は、故障の原因を調査して交換する部品だけでなく、再発を防ぐ為にその周囲の部品も含めて点検しています。

次にグリスアップをしながら、各パーツを組み込んでいくわけですが、私共ではこの部品には、このグリスといった使い方ではなく、各個体ごとに部品の材質や状況を踏まえた使い方をしています。

また私共では、本体をお預かりする際に御希望の初速をお知らせ頂き、可能な限り御希望に沿うようにスプリングの選定を行っています。

次にチャンバーやインナーバレルの点検については、これらも同様に分解した後に清掃を行ってから点検を行います。
インナーバレルについては、ホップ窓の周囲や射出口のバリを確認し、必要に応じて加工を行います。さらにインナーバレル自身を定盤の上で曲りや歪を確認します。
チャンバーに関しては可変ホップの動作部分やリフト量の確認を行います。
パッキンに関しては硬度や精度の事から日本製を優先的に使用しますが、これもチャンバーの内径やアウターバレルの外径、さらにエアシールノズルの突出長を踏まえて、最適な物を選定しています。
組み込み後、ホップのリフト位置や量を確認して完了となります。

全ての部品を組み上げてから、通電させて動作確認を行います。
BB弾を装填し、初速を確認しながら200発から多い時で300発以上、セミとフルオートを切り替えながらテストを行っています。

これら全ての作業において、要交換部品があった場合は、こちらの独断ではなく、お客様へ状況を報告し御相談のうえで交換するようにしています。

以上、ピークアーマメントの基本的なメンテナンスを御紹介させて頂きました。

受け渡しについては下記の通りです。

1.納期について
基本的にお申込み頂き、こちらに本体が届いた順番に作業を行っております。
納期のお問い合わせ頂いた時と、本体がこちらに届いた時では納期が大幅に異なる場合がございます。
具体的な納期についてはこちらに本体が届いた段階でお知らせ致します。
また交換部品のお取り寄せなどにより、納品の順番が異なる場合もございます。


2.部品のお持ち込みについて
「この部品を組込んで欲しい」など、お手持ちの部品のお持ち込みを歓迎しております。
内部パーツなどによっては御希望の性能にそぐわない場合もございます。


3.本体のお持ち込みについて
本体を発送するのが困難な場合や、近くなので直接会って手渡ししたいなど、
直接のお持ち込みも歓迎しております。
日中は不在な場合もございますので、あらかじめ御出で頂く日時をお問い合わせ下さい。
また夜間に関しましても柔軟に対応しておりますので、お問い合わせ下さい。


4.お申込みついて
様々なお問い合わせや作業可能か否かの内容について、どう記載してよいか分からない場合は下記の内容に基づいてメールもしくは電話にてお問い合わせ下さい。

1. 本体のメーカー
2. 本体の名称
3. 新品、中古
4. 現在、動作している、していない
5. 不調、快調 (不調の場合、どのような状況かお知らせ下さい)
6. 御希望の初速 (0.2g弾で銃刀法規制値の範囲内)
7. 基本の内部調整以外に御希望の作業がありましたらお知らせ下さい。
8. 部品のお持込み 有/無 ※有る場合、部品の名称をお知らせ下さい。



お問い合せやお申し込みはこちらからお問い合せ下さい。


皆様のお問合せをお待ちしております。



同じカテゴリー(メンテナンス)の記事画像
VFC SCAR-Lの調整
メンテナンスキャンペーンのお知らせ
CA MP5A2の調整
MAGPUL PDR-Cの調整
2016メンテナンスキャンペーン
CYMA AKMの調整
同じカテゴリー(メンテナンス)の記事
 VFC SCAR-Lの調整 (2016-08-13 12:01)
 メンテナンスキャンペーンのお知らせ (2016-08-02 13:27)
 CA MP5A2の調整 (2016-07-16 12:04)
 MAGPUL PDR-Cの調整 (2016-05-02 12:00)
 2016メンテナンスキャンペーン (2016-01-11 13:16)
 CYMA AKMの調整 (2016-01-07 11:38)

2016年09月28日 Posted by PEAK  at 12:13 │メンテナンス