PPSHの調整

今日は当店に御依頼頂いたS&T製PPShの調整内容を御紹介致します。

価格以上に存在感の高い電動ガンですね。
PPSHの調整

発射と同時に動くダミーボルトの金属音が特徴的です。

今回のご依頼内容は
・とりあえずサバイバルゲームで使用できる状態に
・初速はマージンをとって0.2gで95m/sまで
あまり予算をかけずに仕上げる方向でやってみたいと思います。

では早速分解します。
PPSHの調整
コツさえ掴んでしまえば非常に簡単にメカボックスを取り出すことが出来ます。


メカボックスの内部です。
PPSHの調整
スプリングはぶった切りの短い物が使用されていました。
マイクロスイッチ仕様なので接点に関してはそのままとします。
ギヤその物は可も無く不可も無い状態でしたので、バリ取りを行いグリスアップを行ないました。
シリンダーとピストンの気密は良いのですが、シリンダーヘッド周囲から空気の漏れが酷いのでOリングの上からシールテープを使い密着性を上げました。
インナーバレル長とのバランスを考えると、加速シリンダーの方が初速が安定するかと思いますが、今回は予算を抑えることを目的としているので見送ります。

各部グリスアップを行いまして、メカボックスの調整は終了です。

今回はフルサイズシリンダーという事と初速の上限を想定しまして、
PPSHの調整
SUB-ZEROのS90スプリングを使用しました。


では次にチャンバーとインナーバレルの点検を行います。
PPSHの調整
このPPShはチャンバーは分割タイプとなっていて、給弾口の部分がメカボックス側に取り付けられています。


またインナーバレルのホップ窓が小さく、それに合わせたV字パッキンを採用しています。
PPSHの調整
パッキンの材質もそれほど悪くないので、そのまま使用します。
全体を清掃し、組み上げてみたところホップの出っ張り具合も問題ありませんでした。


以上で完成と、全て組み上げてみたところ…
ん?コネクターのプラスとマイナスが逆に組まれていました。
これではバッテリーを繋いでもモーターが逆転し動作しません。
何か意図があったのでしょうか?

各所、微調整を行いまして完成です。
PPSHの調整


では、弾速を確認します。
イーグルフォース製バイオBB弾0.2gをホップ全開放にて行なっております。
PPSHの調整
指定通り最大で95.47m/s。
10発平均で94m/sとなりました。
ダミーボルトも快調に作動しております。


今回、調整を行ったPPShなど電動ガンのお持込みによる調整も随時承っております。
また、調整内容に関しまして何か御不明な点などございましたら、何なりとお問い合わせ下さい。





今回の調整でも使用したSUB-ZEROスプリングは
ピークアーマメントオリジナルのスプリングです。
PPSHの調整
SUB-ZEROブランド製品は卸販売も行なっております。
御希望の業者様はピークアーマメント 担当:関口までお問い合わせ下さい。



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2013年02月07日 Posted by PEAK  at 20:01 │Comments(0)メンテナンス

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