マグプルMASADA ストリームラインの調整

現在、ピークアーマメントでは「海外製電動ガン メンテナンスキャンペーン」
5月20日まで開催しております。

今回はこのキャンペーンにお申込み頂いたMAGPUL PTS MASADAストリームラインバージョンの調整内容を御紹介致します。

マグプルMASADA ストリームラインの調整
当店のメンテナンスでも大変好評を頂いているモデルです。

今回の調整依頼は
・初速を93m/sくらいに上げたい(現状80m/s)
・ホップがかからないので、かかるように
・内部の点検と調整
以上です。

では、分解してみましょう。
マグプルMASADA ストリームラインの調整
テイクダウンピン3本でここまで分解可能です。

グリップ内とマグウェル内のビスを取り外せばメカボックスを取り出せます。


メカボックスを開けます。
マグプルMASADA ストリームラインの調整
ご覧の通り本来、固定されているはずの軸受けも取れてしまいました。
相変わらず短いスプリングが使用されていました。
初速を落とすには手っ取り早い方法ですが、このままゲームなどに使用するには
リスクが高過ぎます。今回は幸いにも内部の損傷は無かったようですが、
短いスプリングや張力の弱いスプリングを使用した際に鳴る共鳴音が出ていました。
またグリスも塗られてはいるのですが、乾燥して潤滑という機能を果たしておりません。

全てのパーツを取り出して、洗浄し点検をした上でグリスアップを行います。
軸受けを固定し、インナーバレル長に対してシリンダー容積が合っていないのでシリンダーを交換し、これに伴いピストンリング、シリンダーヘッドリングを交換しました。


メカボックス内部はこれで完成です。
マグプルMASADA ストリームラインの調整
スプリングはメカボックス後部から交換できるタイプなので後から組み込みます。


モーターハウジングを組み付けて動作確認を行います。
マグプルMASADA ストリームラインの調整
今回は0.2gBB弾で93m/sくらいとの事でしたので、サブゼロのS90スプリングを使用します。
モーターの位置調整を行った事で、動作時の雑音が消えました。


では次にMASADAのウィークポイントでもあるホップ機構の調整を行います。
マグプルMASADA ストリームラインの調整
元のパッキンは枕部分がV字カットされた良さげなパッキンですが、リップ部分のシール性が良くないので交換しました。
インナーバレル内の清掃も行います。


次にチャンバーブロックの点検を行います。
マグプルMASADA ストリームラインの調整
相変わらずクリアランスが大きくグラつきの多いブロックとチャンバーですが、初期のものに比べて若干、マシになったような気がします。
メカボックス内に使うシムを利用してブロックとチャンバーを固定します。
この時、ホップアジャスターのビスにネジロック剤を使用しておくと、動作中にホップアジャスターが緩むことがなくなります。


チャンバーブロックをアッパーレシーバーへ組み込みます。
マグプルMASADA ストリームラインの調整
この時、インナーバレルアッシーも一緒にセットするのですが、セットする方法を間違えるとホップは全く掛かりません。
パッキン交換やメンテナンスを行ったらホップが掛からなくなったという方は今一度ご確認下さい。
もし、セットする方法が分からないという方は当店までお持ち込みください。

マグプルPTS製マサダはバレルを簡単に交換できるギミックを持っていますが、
この動作を頻繁に行うとホップが突然掛からなくなってしまう事があるので、
アウターバレルアッシーは必要が無い限り抜き差しを行わないほうが賢明です。


以上で作業は完了です。
マグプルMASADA ストリームラインの調整


では弾速の確認です。

イーグルフォース製バイオBB弾0.2gを使用し
ホップを全開放状態で計測します。
マグプルMASADA ストリームラインの調整
最高で94m/s、10発の平均で93.4m/sとなりました。
ホップを掛けた際の初速の低下も確認済みです。



以上、当店のPTSマグプル製 マサダストリームラインの調整を御紹介致しました。
また当店では、お持込みによる調整も随時承っております。
ぜひ、お問い合わせ下さい。

なお、先日も御案内致しましたが
この度、事務所移転に伴い、サービスキャンペーンの第一弾としまして
5月20日まで海外製電動ガンメンテナンスキャンペーンを開催致しております。

マグプルMASADA ストリームラインの調整

2013年5月20日までに調整をお申込み頂いくと通常の作業料金が
20%off!となっております。
皆様からのお問い合わせをお待ちしております。

※現在、キャンペーン中ということもあり、調整のお申し込みが大変増えております。
現在、納品までに約2週間を要しております。大変申し訳ございませんが、納期の遅延も含め何卒、御了承下さいますようお願い申し上げます。



今回の調整でも使用したSUB-ZEROスプリングはピークアーマメントオリジナルのスプリングです。
マグプルMASADA ストリームラインの調整
SUB-ZEROブランド製品は卸販売も行なっております。
御希望の業者様はピークアーマメント 担当:関口までお問い合わせ下さい。





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2013年05月17日 Posted by PEAK  at 14:09 │Comments(0)メンテナンス

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