電動MP7の調整

サバイバルゲームにおいて、取り回しも良く、拡張性にも優れた東京マルイ製 電動MP7。
電動MP7の調整
今回はお客さまのご依頼で全体的なパワーアップと耐久性を両立した調整を行います。

御依頼内容は以下の通り
・他店でカスタムを施したもののパワーダウンが著しい(現在73m/s)
・サイクルはノーマルくらいで遠距離まで飛ばすパワーが欲しい
・耐久性を重視したい

ちなみに使用BB弾は0.2g/7.4vリポバッテリーを使用とのこと。

では早速分解します。
電動MP7の調整
もう見慣れたメカボックスですね。
ちなみにMAC10とMP7ではメカボックスの取り付け方が上下逆です。


メカボックスを開けた状態です。
電動MP7の調整
メタル軸受と強化スプリングが入っています。
強化スプリングは経たりのせいか、自由長が短くなっています。
またピストンもシリンダー内でスッカスカな状態です。


各パーツを点検し、清掃を行ないます。
電動MP7の調整
シリンダーヘッドのクッションラバーが切れかかっていました。



各ギヤ及びメカボックス内部を清掃します。
電動MP7の調整
ギヤの欠損も無かったので、グリスアップを行い組み上げます。


そこで、先ほど発見したシリンダーヘッドのクッションラバーをソルボセインから切り出します。
電動MP7の調整
柔らかい素材なので切り出しが非常に困難を極めます。
実際のところ、3個くらい作り直しました。


こんな感じでメカボックスの点検及び組立が完了です。
電動MP7の調整
シリンダーヘッドとシリンダーの気密が甘かったのでシールテープで補っています。
また、このコンパクト電動ガンのメカボックスはグリスを多量に使うと回転のロスとなり、
動作に異常が出る場合がありますので、適度な量としています。
今回は御依頼であったように耐久性とパワーアップを両立する為に
SUB-ZEROのコンパクト電動ガン用のソフトスプリング(近日発売)を使用し
さらにスプリングガイド側へスペーサーを追加しています。



では、次にチャンバー及びインナーバレルの点検を行ないます。
電動MP7の調整
見たところ外観は異常はありません。




チャンバーをバラすと、パッキンの変形がありました。
電動MP7の調整
インナーバレル、チャンバー内部を清掃します。

今回はお客さまのリクエストによりファイアーフライ製スカイフィッシュを使用しました。
但し、このパッキンは取り付け方を間違うと大幅に初速が落ちる場合があるので
何度も組み合わせが必要です。


あとは全てを組み上げて完成となりました。

電動MP7の調整
別途に御依頼頂いた、フラッシュハイダーとサイレンサーを取り付けて完成です。


では、初速を確認します。

イーグルフォースバイオBB弾0.2g
7.4vリポバッテリー及びホップ全開放状態
電動MP7の調整
最大で89m/s 10発平均87m/s
サイクルは11発/秒

以上の様な結果となりました。

以上、当店の東京マルイ製MP7の内部調整内容を御紹介致しました。
また当店では、お持込みによる調整も随時承っております。
ぜひ、お問い合わせ下さい。




今回の内部調整でも使用したSUB-ZEROスプリングは近日発売のピークアーマメントオリジナルのスプリングです。
電動MP7の調整
SUB-ZEROブランド製品は卸販売も行なっております。
御希望の業者様はピークアーマメント 担当:関口までお問い合わせ下さい。



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2013年02月18日 Posted by PEAK  at 21:47 │Comments(0)メンテナンス

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