スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上記事の更新がないブログに表示されます。
新しい記事を書くことで、こちらの広告の表示を消すことができます。  

 Posted by ミリタリーブログ  at 

次世代 HK416Dの調整

本日は次世代M4系の中でも調整依頼が多いHK416Dの調整内容を御紹介致します。



今回は1年ほど使用されて、初速の低下が見られたのでオーバーホールを含めた調整となりました。
また私共からの提案でホップの長掛けと軸受け及びギヤの交換も行う事になりました。

では早速、分解します。

メカボックスを取り出します。

使用状態が良かったのか、メカボックスの外観はきれいな状態でした。


メカボックスを開けます。

ピストンのレール部分に多少の汚れはあるものの、グリスの粘度に劣化などは見受けられませんでしたが、軸受けやギヤの交換を行うので全ての部品を取り外し、点検と清掃を行いました。
軸受はベアリングを使用し、新品の状態から脱脂を行い、グリスを圧入しました。
ギヤについては摩耗や変形が予想されるセクターギヤのみの交換となりました。
軸受が変更になったので全ギヤのシム調整を行いました。

シリンダーヘッドやピストンヘッドのOリングに摩耗や変形は無かったので清掃し、再度グリスアップを行い組み込みました。
ピストンとメカボックスのレール部分にロックを防止する加工と、ラックギヤの後端を切除致しました。
他の箇所もグリスアップを行い、メカボックスの調整は完成です。



次にホップの長掛け加工を行います。
今回もVFC製のインナーバレルを使用し、ファイヤーフライ製の押しゴムを使用し長掛けとしました。
チャンバーやパッキンはマルイ純正品を加工して使用しております。



完成したメカボックスをレシーバーにセットし、バッファーチューブを取り付けて動作確認を行います。

ベアリング軸受けとZOILグリスの使用により、純正の状態より静かな動作音となりました。


以上で、調整作業は完了です。


今回は0.25g BB弾ホップ解放状態で85m/sまでとの指示でしたので、
サブゼロのM80スプリングを使用しました。


弾速を確認します。
イーグルフォース製バイオBB弾0.2gを使用しホップを全開放状態で計測します。


最高で94.6m/s、10発平均で93.74m/sとなりました。

以上、今回は東京マルイ製HK416Dの調整内容を御紹介致しました。




当店では、お持込みによる調整も随時承っております。
お申し込みはメール、電話にてお知らせください。
コチラからお問い合せ下さい。

SUB-ZEROスプリングはピークアーマメントオリジナルのスプリングです。
サブゼロスプリングは1本からオーダーメイドが可能です。
現在のラインナップからの変更は勿論、ショップオリジナルスプリングの生産及び量産も随時承っております。
ご質問や御不明な点などございましたら上記問い合わせ先まで何なりとお問合せ下さい。



SUB-ZEROブランド製品は卸販売も行なっております。
御希望の業者様はピークアーマメント 担当:関口までお問い合わせ下さい。









  

2014年06月18日 Posted by PEAK  at 12:09メンテナンス