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 Posted by ミリタリーブログ  at 

A&K MASADAの調整

今回はPTS MAGPULのMASADAではなく、A&K製のMASADAの調整内容を御紹介致します。


A&KのMASADAはPTSよりも早くエアガン化されたモデルで、発売された頃は入手が困難なほどでした。
実銃と同様なクイックバレルチェンジシステムの採用など、大変人気のモデルです。

今回は動作が不調との事でお持込み頂きました。

本来であれば、すぐに分解となるのですが、このMASADAはどちらかで手を入れた形跡があり、
尚且つ、配線を組み立て時にコネクターを介していないので、線を無理にハンダ付けされた状態でした。
またヒューズもエアガン用とは思えない大型の物が取り付けれていました。
配線を引き直す覚悟で全て切断してメカボックスを取り出しました。

メカボックスを開けるとグリスアップは行なってあるものの・・・

ギヤ関係はマルイ製なのですが、潤滑不良が原因なのか、ギヤの歯が全て使用困難状態でした。
さらにピストンもラックギヤの頭は削れ、メカボックスのピストンレールから浮き上がった状態でした。
スイッチ周りは再利用可能でしたが、全て分解して動作と導通確認を行いました。

ギヤ関係についてはModifyのモジュラーギヤキットを使用、軸受も付属の物をメカボックス側へ固定しました。
ピストンはポリカーボネイト製、ピストンヘッドはマルイ製へ変更、Oリングも同時に新品に交換致しました。
以前にもA&K MASADAを調整したことがあるのですが、ノズルの基部からエア漏れが多かったので
今回はチャンバーとノズルはWii TECHというメーカーの物を使用しました。


以上でメカボックス内部の調整は完了です。
スプリングはサブゼロのS90を使用しました。


メカボックスをレシーバーへセットします。

分解時には省略しましたが、A&KのMASADAはPTSとは異なる分解・組立方法です。
この状態で動作確認を行いましたが、Modifyのモジュラーギヤのお陰で動作音も静かになり
スムーズな動作に変化しました。


次はチャンバー、バレル周辺の点検です。

この純正チャンバーはテイクダウンの事を考慮した上下2分割の方式をとっています。
次世代M4とも似た構造です。
ですが、構造を優先した為か、エアロスが多くホップの掛かりもマチマチといった状態です。

今回は、先に御紹介したwii techという海外ブランドの製品を使用しました。

アルミの削りだしによる製法で、しっかりとした製品です。
さらに純正では、すぐに外れてしまうホップレバーも改善されています。
ホップパッキンは付属の物ではなく、適正な物へ変更しました。


次回分解時の事もありますので、配線の分割にバナナピンコネクターを使用しました。


イジェクションポートからのぞくチャンバー、ホップ調整レバーも外れにくくなりました。



以上の作業にて終了です。



では弾速の確認です。


イーグルフォース製バイオBB弾0.2gを使用し
ホップを全開放状態で計測します。

最高で93.47m/s、10発平均で92.41m/sとなりました。



以上、今回はA&K製MASADA の調整を御紹介致しました。

当店では、お持込みによる調整も随時承っております。
お申し込みはメール、電話にてお知らせください。
コチラからお問い合せ下さい。


SUB-ZEROスプリングはピークアーマメントオリジナルのスプリングです。

SUB-ZEROブランド製品は卸販売も行なっております。
御希望の業者様はピークアーマメント 担当:関口までお問い合わせ下さい。

  

2013年09月13日 Posted by PEAK  at 12:00Comments(0)メンテナンス