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 Posted by ミリタリーブログ  at 

AGM STEN Mk2の調整

今日はAGM製のSTEN Mk2というモデルの調整を御紹介致します。

今回、依頼頂いたお客様は、以前にもピークアーマメントの調整を依頼頂いたお客様です。
現在行われている「海外製電動ガン メンテナンスキャンペーン」という事でお持込み頂きました。



恥ずかしながら、私、このSTENというモデルの詳しい事を、全くと言っていいほど知りません。
ですので、どの辺りがリアルで、どんなギミックを持っているのか、さっぱりな状態でした。
今回は色んな意味で勉強したいと思います。

メカボックスを取り出します。

独特な分解方法ですが、意外とすんなりと取り出すことができました。
慣れてしまえば、通常のM4以上に簡単に取り出すことが可能です。

メカボックスはM14等に採用されているものと似ています。

メカボックスを開けます。

これもM14等とは異なり、余計な部品がないので簡単に作業ができます。
っと、ここまでは良かったのですが、不具合を多数見受けられます。
まず、軸受けが偏摩耗し、軸の通る穴が変形しています。
次にタペットプレート用のスプリングが無理に押し込んで変形した為にスプリングの機能を果たしていません。
また、ピストンのレールが高く、ピストンを必要以上に左右から締め付けていました。

この個体はお客様が調整済みとして購入したものの、動作せない状態で保管していたとの事でした。
この状態で動作させなかったのは賢明かと思います。

グリスは全て除去し、新たにグリスアップを行いました。

ピストンは締め付けがきつくならないように加工し、フルオート専用のモデルなのでクラッシュ対策用の加工を施しました。
Oリングも全て国産の物へ変更、軸受けも新たに調達し、交換しました。
またこのSTENはインナーバレルが短いので、シリンダー容積を適正な物へ変更しました。
タペットプレートのスプリングはたまたま別のモデルの物を持っていたので、柔らかい物へ変更しました。
スプリングはサブゼロのS90を使用しました。


次にチャンバー、インナーバレルの点検を行います。

この機構のままではホップ調整が出来ないのでホップアームを加工し、
ホップ調整が出来るようになりました。
またパッキン、押しゴムも国産の物へ変更しました。
インナーバレルの汚れも酷く、バリもあったので修正しました。


以上で調整作業は完了です。





では弾速の確認です。

イーグルフォース製バイオBB弾0.2gを使用し
ホップを全開放状態で計測します。

最高で95.47m/s 10発の平均で94.89m/sとなりました。

以上、今回はAGM製STEN Mk2の調整を御紹介致しました。
当店では、お持込みによる調整も随時承っております。
お申し込みはメール、電話にてお知らせください。
コチラからお問い合せ下さい。


SUB-ZEROスプリングはピークアーマメントオリジナルのスプリングです。

SUB-ZEROブランド製品は卸販売も行なっております。
御希望の業者様はピークアーマメント 担当:関口までお問い合わせ下さい。



現在、ピークアーマメントでは8月31日まで
海外製電動ガンメンテナンスキャンペーン」を開催しております。


海外製の電動ガンのメンテナンス基本料金が20%オフ!

他にも外装部品の組み付け、加工なども別途承ります。

基本作業内容
・メカボックス内清掃、グリスアップ
・各部点検
・適正スプリングへ交換
・インナーバレル点検、清掃
・チャンバー部点検
・分解組立
・初速確認

この作業に伴い、銃刀法規制値内で御希望の初速にて調整致します。
また同時に御希望のパーツの組込みや気になる部分の調整も可能です。
パーツの持ち込みも大歓迎!

海外製電動ガンを購入したが、イマイチ調子が悪い、

もしくは内部の状態が分からず不安を感じる・・・

ちょっと使い込んでしまったので、そろそろメンテナンスを・・・

などなど、お問合せだけでも結構です。

このキャンペーンを利用して電動ガンのリフレッシュをしてみては如何でしょうか?

お問い合せやお申し込みはこちらからお問い合せ下さい。

皆様のお問合せをお待ちしております。
  

2013年08月21日 Posted by PEAK  at 12:00Comments(0)メンテナンス