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 Posted by ミリタリーブログ  at 

RS 56式の修理

今回は当ブログに初登場となるリアルソード製56式の修理と調整を御紹介します。


リアルソードの製品といえば、本格的な作り込みがウリという事は耳にしていましたが、実際の製品を手にとって見た事はありませんでした。そこで、お仕事として受ける前にどのようなパーツ構成なのか調べてみたところ、LCTやCYMAと同じ様な構造をしていたので、お引き受けすることに致しました。

最近は調整内容は違えど、過去に調整した経験のあるモデルが多かったので、大変よい勉強をさせて頂きました。

今回の依頼内容は、お客様御自身で修理を行ったところ、正常に動作しなかった為に内部調整と同時に依頼頂きました。


では、メカボックスを取り出します。

ここまでの分解方法は専用工具は使用するもののLCTのAKシリーズ等と同じ手順で分解可能です。


メカボックスを開けます。

内部に一部、手を加えられた箇所があり破損箇所はありませんでしたが、念のためその箇所を整形し直しました。
またシム調整をやり直した事でスムーズな動きを取り戻しました。
ギヤ、メカボックス、ピストン周り、接点を清掃し、グリスアップを行いました。


各部、組み込んだ状態です。

今回は90m/sくらいを御希望でしたので、ピストンウエイトを使用しサブゼロのS80スプリングを使用しました。

メカボックスはモータマウントを取り付けた状態で動作テストを行います。

モーターの位置調整を行い、異音等も確認します。
また、この状態でレシーバーへ組み込む際にケーブルを挟んだりして傷をつけてしまう恐れがあるので、元の状態でも使っているのかも知れませんが、CYMA等も行なっているモーターマウントをシュリンクフィルムで覆います。
このフィルムで覆っておくとグリップ装着の際にも同様にケーブルを挟んでしまう事を防げます。


レシーバーへメカボックスを取り付けます。

この際にも注意しなければいけないのが、セレクターの位置とケーブルの取り回しです。
強引にセットすると、ケーブルによってセミとフルの切り替えが出来なくなる場合があります。


次にインナーバレル、チャンバーの点検です。

インナーバレル、チャンバーいずれも精度は高く、ホップの掛かりを調整し清掃と点検で完了しました。


組込みが硬いと評判のリヤサイトですが・・・

思いの外、すんなりと組み込む事ができました。


以上で完成です。



では弾速の確認です。

イーグルフォース製バイオBB弾0.2gを使用し
ホップを全開放状態で計測します。

最高で91.23m/s 10発の平均で90.61m/sとなりました。


以上、今回はRS製 56式の調整及び修理を御紹介致しました。
当店では、お持込みによる調整も随時承っておりますので、
些細な事に関わらず、ぜひ、お問い合わせ下さい。



また先日御紹介したVFC製 HK416CのリポバッテリーのRASイン加工もたくさんの御依頼を頂戴致しました。順次、加工が完了次第、ご案内致しますので今しばらくお待ち下さい。



今回の調整でも使用したSUB-ZEROスプリングはピークアーマメントオリジナルのスプリングです。

SUB-ZEROブランド製品は卸販売も行なっております。
御希望の業者様はピークアーマメント 担当:関口までお問い合わせ下さい。

  

2013年07月28日 Posted by PEAK  at 15:52Comments(0)メンテナンス