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 Posted by ミリタリーブログ  at 

次世代 RECEEライフルの調整

今回は当ブログでは初登場となる東京マルイ製 レシーライフルの調整内容を御紹介致します。


言わずも知れた次世代M4シリーズの中でも人気のモデルです。

今回、依頼頂いたお客様は以前にも当店で別の電動ガンを調整を含めて購入して頂いた
お客様で、RECEEライフルは新品にて調整を頂き、お持ち込み頂きました。

依頼内容は当方にてお勧めしている下記内容を御指示頂きました。

・高精度インナーバレルへの変更
・長掛ホップの採用
・高強度ギヤへの変更
・ベアリング軸受けへの変更
・初速調整

以上です。

では早速、分解します。

メカボックスを取り出します。

取り出し方法は次世代M4シリーズと同じです。


メカボックスを開けます。

さすがに新品ということもあって、きれいな状態でした。
最新のロットからなのか分かりませんが、改良されている箇所が数か所ありました。

メカボックス内からパーツをすべて取り出し、交換する以外の部品の点検と清掃を行います。
ベアリングの軸受に変更し、各ギヤの点検と組込を行いました。
軸受けに使うベアリングは内部のグリスを清掃し、ZOILグリスを圧入しました。
ギヤをすべて交換するので、シム調整が必須となります。

スイッチ周りも全て清掃し、再度グリスアップを行いました。

ピストンは一度分解し、ピストンヘッドをポリカーボネイト製の物へ変更、
ピストンのラックギヤはクラッシュ防止加工を行いました。



以上にて、メカボックスの作業は完了です。



ロアレシーバーにメカボックスを取り付け、バッファーチューブを取り付けます。

この状態で動作確認を行います。
ボルトストップ機構、リコイルシステムともに問題のない動作でした。
またギヤグリスにもZOILを使用したので、ギヤノイズは殆ど消音されています。


次にインナーバレル、チャンバーを分解します。



チャンバーの機構を点検してから部品を組み込みます。

今回使用したインナーバレルはVFCから発売されている内径6.03mm高精度インナーバレル
「Psalm144:1of David」を使用しました。
押しゴムはFirefly製の物を使用しています。
ホップの昇降と左右のズレを確認してからアッパーレシーバーに組込みます。


以上の作業で完了です。

今回は0.2gBB弾 ホップ解放状態で95m/s位を御希望でしたので
SUB ZERO M90 次世代電動ガン用スプリングを使用しました。



弾速を確認します。
イーグルフォース製バイオBB弾0.2gを使用しホップを全開放状態で計測します。

最高で95.3m/s、10発平均で94.8m/sとなりました。

以上、今回は東京マルイ製レシーライフルの調整内容を御紹介致しました。

当店では、お持込みによる調整も随時承っております。
お申し込みはメール、電話にてお知らせください。
コチラからお問い合せ下さい。

現在、調整待ちの本体が少なくなり、比較的早めに作業を行えるようになりました。
納期等でお悩みの方は是非、お早目にお問い合わせ下さい。




SUB-ZEROスプリングはピークアーマメントオリジナルのスプリングです。
サブゼロスプリングは1本からオーダーメイドが可能です。
現在のラインナップからの変更は勿論、ショップオリジナルスプリングの生産及び量産も随時承っております。
ご質問や御不明な点などございましたら上記問い合わせ先まで何なりとお問合せ下さい。



SUB-ZEROブランド製品は卸販売も行なっております。
御希望の業者様はピークアーマメント 担当:関口までお問い合わせ下さい。

  

2014年05月15日 Posted by PEAK  at 15:22メンテナンス

VFC M4ES エスコートの調整

本日はVFCのM4ESラインナップの「Escort」の調整内容を御紹介します。

このM4ESラインナップはオーソドックスなM4からショートモデル、ロングレンジモデルなど様々な機種をラインナップしております。
レシーバーの刻印はVFCオリジナルの物ですが、構成パーツはメインラインのモデルと遜色のない構成となっており、VFCクォリティをリーズナブルに体験する事ができます。



今回ご紹介するESCORTはMOEストック、4インチのURXハンドガードを
装備したCQBサイズのM4です。
同シリーズの中でもスティンガーは当店でも人気のモデルですが、こちらのモデルはストックサイズが標準的なサイズなのでオールラウンダーとして使用する事が可能です。

では、前置きはこのくらいにして分解してみましょう。

メカボックスを取り出します。

このメカボックスは最新のHK417などに搭載されているメカボックスではありませんが、
非常に完成度が高く信頼のおけるメカボックスです。


メカボックスを開けます。

シム調整がスプリングテンションにて行うシステム以外、ベーシックなパーツ構成です。

今回は内部点検に加え、このスプリングテンション式を通常のシム調整方式へ
変更する事も依頼頂きました。
この作業を行うために全てのパーツを取り外し、点検、洗浄、グリスアップを行いました。
ピストンヘッドの固定が緩んでいたので、ネジロック剤を使用し固定し直しました。
ピストンがスムーズに動くようにメカボックス側のピストンレールを研磨しました。

各部グリスアップを行い、メカボックスの作業は完成です。

今回、初速は0.2gBB弾にて92m/sくらいを御希望でしたので、SUB ZERO S90 電動ガン用スプリングを使用しました。


次にチャンバー、インナーバレルの清掃と点検を行います。

このチャンバーとインナーバレルもベーシックながら、信頼性の高い製品です。


以上の作業をもって、全て終了です。



最後に弾速を確認します。
イーグルフォース製バイオBB弾0.2gを使用しホップを全開放状態で計測します。

最高で92.4m/s、10発平均で91.7m/sとなりました。

以上、今回はVFC製M4ES スティンガーの調整内容を御紹介致しました。

当店では、お持込みによる調整も随時承っております。
お申し込みはメール、電話にてお知らせください。
コチラからお問い合せ下さい。

SUB-ZEROスプリングはピークアーマメントオリジナルのスプリングです。
サブゼロスプリングは1本からオーダーメイドが可能です。
現在のラインナップからの変更は勿論、ショップオリジナルスプリングの生産及び量産も随時承っております。
ご質問や御不明な点などございましたら上記問い合わせ先まで何なりとお問合せ下さい。



SUB-ZEROブランド製品は卸販売も行なっております。
御希望の業者様はピークアーマメント 担当:関口までお問い合わせ下さい。

  

2014年05月13日 Posted by PEAK  at 12:00メンテナンス

FN 5-7コンバージョンキットの組込

本日はちょっと趣向を変えまして、東京マルイ製のガスブローバックピストル「Five-seven」のカスタムを御紹介致します。

冬場でも比較的動作が安定している5-7、今回はGuarderから発売されている
リアル刻印仕様のコンバージョンキットを組み込みます。

ベースとなる5-7です。



では、分解します。

まず、スライドを取り外します。


バレルassyを取り外し、ブリーチをスライドから取り出します。

取り出しには少しコツがいりますが、慎重に行えば比較的簡単に取り出す事ができます。


次にスライドの内側に付いているインナーを取り外します。

こちらも無理にこじらずに慎重に作業する必要があります。


Guarder製のコンバージョンキットです。

画像のTANカラーの他にOD、BLACKも発売されています。


スライド部分の刻印の違いです。

上が東京マルイ製、下がGuarder製です。


スライドから取り外したパーツをGuarder製のスライドに組み込みます。

ついでにチャンバー、インナーバレルの清掃も行い、パッキンは純正品に交換しました。


次にフレーム側のパーツをすべて取り外します。

順序さえ間違わなければ部品の損傷もなく取り外す事が出来ます。


Guarderのフレームに取り外した部品を組込ます。

今回はコンバージョンキットに加え、セーフティやテイクダンレバー、マガジンキャッチなどが含まれるカスタムパーツセットも同時に組み込みました。


フレーム部分の刻印です。



以上で作業は完了です。

スライド周りをグリスアップしたせいか、動作が軽快になりました。


2014年5月11日は千葉県のインドフィールド「どんぱち」にて貸切交流会を開催致します。
参加御希望の方はこちらからお知らせ下さい。



当店では、お持込みによる調整も随時承っております。
お申し込みはメール、電話にてお知らせください。
コチラからお問い合せ下さい。

SUB-ZEROスプリングはピークアーマメントオリジナルのスプリングです。
サブゼロスプリングは1本からオーダーメイドが可能です。
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2014年05月09日 Posted by PEAK  at 16:05メンテナンス

MASADAストリームラインver.の調整


本日は私共の調整で依頼が最も多い電動ガンPTS製MASADA SVの調整を御紹介致します。




今回、御依頼頂いた内容は以下の通りです。

・長掛ホップの点検、修理
・内部の点検と調整
・初速調整
・アウターバレルassyのガタ取り

長掛ホップ、内部調整は他のショップにて行われたようですが、
今回、その再調整という事でお申込み頂きました。

では早速、メカボックスを取り出します。

おなじみのメカボックスですね。


メカボックスを開けます。

一度、調整されたという事もあって、グリスは入れ替えられ、うっすらとグリスが塗られています。
ですが、軸受けの固定が甘く、ご覧の通りスパーギヤの軸受がメカボックスを開けるのと同時に取れてしまいました。


メカボックス内のパーツを取り外し、清掃をしてから点検を行いました。
ギヤ関係に不具合はありませんでしたが、マイナス線の被覆が破れていました。

このマイナス線は新たに引き直しました。


マイクロスイッチ内もグリスアップを行います。



シム調整を行い、ギヤ関係はお馴染みのZOILグリスを使用してグリスアップを行いました。

ピストンレール部にも抵抗があったので、表面を研磨し、ピストンがスムーズに動くように致しました。


またお客様が「初速が不安定」との事でしたが、シリンダー容量がインナーバレル長に見合っていなかった為、シリンダーに加工を行いシリンダー容積を適正に致しました。

以上でメカボックスの作業は完了です。
ロアレシーバーにセットして動作確認を行います。

この状態でもシム調整とZOILグリスによる静音効果が分かります。


次にアッパーレシーバー、アウターバレルassyの点検を行います。

バレルassyの根元に輪ゴムが巻かれており、ガタ取りの苦労が窺えます。
また長掛ホップへ変更されたという事でチャンバー辺りに加工された部分が見受けられます。


インナーバレルを取り出し、清掃と点検を行います。

長掛仕様に伴って、インナーバレル側のHOP窓が大きく開けられています。


では次に、チャンバー部分の点検と修理行います。
MASADAはチャンバーの構造上、長掛HOPなどにする場合、押しゴムの落下や脱落が懸念されます。

ホップの押しゴムを固定するためにホップアームに加工を行い、柔軟性の高い接着剤で取り付けました。

この状態でもアウターバレルassyの脱着で、押しゴムが脱落する恐れがあるので
お客様には緊急などの場合を除き、アウターバレルの脱着は御遠慮頂くことを御了承頂きました。


次にアウターバレルのガタ取りです。

先に輪ゴムが巻かれていた基軸部分を見直しました。
実際の作業としては一番根元にあるプレートの位置と向きを変え、直系の小さなOリングを挟み込む事でアウターバレルのガタは解消されました。


以上で、全ての作業は完了です。


今回は0.2gBB弾 ホップ解放状態で95m/s位を御希望とのことでしたので、
SUB ZERO S90 電動ガン用スプリングを使用しました。


弾速を確認します。
イーグルフォース製バイオBB弾0.2gを使用しホップを全開放状態で計測します。

最高で95.2m/s、10発平均で94.7m/sとなりました。

以上、今回はPTS MAGPUL製MASADA SVの修理内容を御紹介致しました。

当店では、お持込みによる調整も随時承っております。
お申し込みはメール、電話にてお知らせください。
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SUB-ZEROスプリングはピークアーマメントオリジナルのスプリングです。
サブゼロスプリングは1本からオーダーメイドが可能です。
現在のラインナップからの変更は勿論、ショップオリジナルスプリングの生産及び量産も随時承っております。
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御希望の業者様はピークアーマメント 担当:関口までお問い合わせ下さい。



  

2014年05月07日 Posted by PEAK  at 12:00メンテナンス

G&P M16A3の調整

本日はM16シリーズの中でも完成度の高いG&P製M16A3の調整内容を御紹介致します。



今回、御依頼頂いたお客様は当、ピークアーマメントへ幾度も依頼頂いております。

今回の依頼内容は下記の通りです。
・リポバッテリー使用を前提に点検、調整
・初速を0.2gBB弾 ホップ全開放状態で94~95m/s
・FETユニットの組付け
・M203のガタツキの解消

本体の状態は新品未動作の状態でお持込み頂きました。

では早速、分解します。

メカボックスを取り出します。

このメカボックスは以前にも御紹介したことがありますが、
海外製電動ガンの中でも非常に完成度が高く、諸説ございますが個人的には
最も耐久性の高いメカボックスだと思います。

ではメカボックスを開けます。

未動作品ということもあって、非常にきれいな状態です。

内部のパーツは一度、全て取り外して点検を行ってから清掃致します。

軸受はベアリングを使用しています。

ベアリング内に古いグリスが入っているので、密閉できる容器に入れた後、
パーツクリーナーを入れて撹拌すると、ベアリング内にあるグリスが溶け出します。
これを何度か繰り返すことで、ベアリングの脱脂が行えます。

脱脂後、耐圧性に優れたグリスを圧入しながら回転させます。
この作業はメカボックスに取り付けた状態でも可能です。

シム調整を行った後、各ギヤにグリスアップを行います。
今回もベアリング軸受ということなので、SUPER ZOILというグリスを使用しました。
このグリスを使用すると、静音効果もあるので、お客様からも大変好評を得ています。

次にシリンダー、ピストンを点検します。

G&Pのシリンダーは画像のようにホーニング加工が施されています。

加速部分のみの加工ですが、効果は覿面です。
一部、バリがあったので、布やすりにて修正を致しました。

POM製のピストンです。

POMとは素材の名称で耐衝撃性や強度に優れ、何と言っても自己潤滑性に優れているので、
万が一のグリス切れにも強い素材です。
このピストンも個人的に非常に気に入っているピストンで、セッティングさえ間違わなければ
非常に耐久性の高いピストンだと思います。
ピストンヘッドも同様に完成度の高い造形です。

次に今回の依頼にもあったようにFETユニットを制作しました。

全て自己流のユニットですが、手持ちの電動ガンでテストした信頼性の高い素子を使用しています。
信号線以外はテフロン被覆の銀メッキ線を使用しています。

メインスプリングはピストンウェイトを使用し、サブゼロのS90スプリングを使用しました。

以上でメカボックス内部パーツの点検と組込みが完了致しました。

実はこの組込み後、動作テスト行ったのですが、2発給弾を発症し、
再度分解を行い、検証した結果、ベベルギヤにその原因があったので交換致しました。

次はチャンバー、インナーバレルの点検です。

チャンバーはもちろん、インナーバレルも非常に良い物なのですが、
パッキンとの相性が悪く、エア漏れの原因ともなる隙間が出来ていましたので、
マルイ製パッキンに交換致しました。

インナーバレル内の汚れもあったものの、歪みや曲がりなどは見受けられませんでした。

レシーバーにメカボックス、チャンバーなどを組込みます。

次にM203のガタを解消します。

元々、ハンドル部分にはガタがあり、動作的なことを確認しましたが、事の根源はチャージング部分の
レールの寸法が甘く、前後だけでなく、左右にも大きなガタを発生させていました。

この場合、躍動側に何かスペーサーのような物を取り付けても動作中に外れてしまいかねないので、
M203本体側のレールに抵抗となるようなスペーサーを追加することにしました。

画像のようにL型のアルミ板をレール上に取り付けました。

これにより、動作上の渋さは生まれてしまいましたが、
左右はもちろん、前後のガタは実質的に解消となりました。


以上の作業をもって完了です。


弾速を確認の画像を忘れてしまいましたが、
イーグルフォース製バイオBB弾0.2gを使用しホップを全開放状態で
最高で95.22m/s、10発平均で94.41m/sとなりました。

以上、今回はG&P製M16A3の調整内容を御紹介致しました。

当店では、お持込みによる調整も随時承っております。
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現在、ピークアーマメントのウェブショップは調整や修理など作業が繁忙となり、休業とさせて頂いております。
誠に申し訳ございませんが、何卒御了承下さい。
御入用の商品などがございましたら、コチラからお問い合せ下さい。


  

2014年04月27日 Posted by PEAK  at 19:49メンテナンス

次世代 M4の調整

前回のキャンペーンからブログの更新が滞りまして申し訳ありませんでした。


一部の方にはお伝えしたのですが、この停滞していた間、某メーカー様の製品テストや調整、サブゼロの新製品開発などを行っておりました。
いつも御覧頂いている皆様へ、この場をお借り致しましてお詫び申し上げます。

サブゼロの新製品につきましては、開発が概ね整いましたので、発売をもって発表致します。

さて、今回は以前にもピークアーマメントを御利用頂いているお客様から依頼頂いた次世代M4の修理と調整内容を御紹介したいと思います。


今回の依頼内容は
・内部のメンテナンス
・SOPMODバッテリーを廃し、RAS内へ前方配線

修理内容として
・ホップが効かない
・初速が不安定

本体は譲り受けた物で内部の状況が分からないために御依頼頂きました。

では早速、分解します。

メカボックスを取り出します。

一見、問題の無さそうな外観ですが、よく見ると各部のパーツが疲労しているのが窺えます。

メカボックスを開けます。

ピストンやピストンヘッドは社外品に交換されていました。
またメカボックスを開ける際に気付いたのですが、幾つかのネジの頭が潰れていました。

内部パーツの点検を行った所、グリスは乾燥し潤滑不良を起こしていました。
全ギヤ、カットオフレバー、軸受けの損傷が酷く、交換とすることになりました。
接点の汚れも酷く、通電不良を引き起こしています。

メカボックス内のパーツを全て取り外し、洗浄しながらさらに細部まで点検を行いました。

ギヤに関しては強化ギヤを使用します。

新品とはいえど、バリや汚れなどがあるので、こちらも点検、清掃した後に組込みます。

今回は軸受をベアリングに変更し、摩擦による摩耗に強いZOILのグリスを使用しました。
強化タイプのカットフレバーとの兼ね合いを見ながら、シム調整を行います。

ピストン本体に損傷はありませんでしたが、強化ギヤとの相性からラックギヤ後端の一枚を切除しました。
またピストンリングは摩耗していたので、適正なOリングへ変更します。

RAS内へ配線を変更するために、ケーブルを新たに引き直しました。

以上で、メカボックス内の作業は完了です。


次にインナーバレルとチャンバーの点検です。

パッキンは変形していたので、純正品へ変更しました。
インナーバレルの変形はありませんでしたが、内部に泥の侵入があり汚れていたので入念に清掃致しました。
ホップが効かないとの事でしたが、これはホップの押しゴムが入っていなかったのが原因でした。

次にメカボックスをレシーバーへ組込む際に気付いたのですが、今回の個体はロアレシーバーが社外品に変更されており、セレクターが完全に取り付けれれていない状態でした。
これにより、メカボックスの組込みに違和感がありましたのでセレクターごと新品に交換致しました。

またバッファーチューブ内も摩擦による摩耗があったので、グリスアップを行いました。
バッファーチューブを取り付ける際にレシーバー側のネジ山が大きく潰れていましたが、
ネジ山修正機にて修正し、組込みを致しました。

以上で、作業は完了です。

今回はサブゼロ 次世代電動ガン用 M80スプリングを使用しました。


弾速を確認します。
イーグルフォース製バイオBB弾0.2gを使用しホップを全開放状態で計測します。

最高で93.69m/s、10発平均で92.59m/sとなりました。

以上、今回は東京マルイ製次世代M4 CQB-Rの調整内容を御紹介致しました。

当店では、お持込みによる調整も随時承っております。
お申し込みはメール、電話にてお知らせください。
コチラからお問い合せ下さい。

SUB-ZEROスプリングはピークアーマメントオリジナルのスプリングです。
サブゼロスプリングは1本からオーダーメイドが可能です。
現在のラインナップからの変更は勿論、ショップオリジナルスプリングの生産及び量産も随時承っております。
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2014年04月21日 Posted by PEAK  at 12:00メンテナンス

海外製電動ガンメンテナンスキャンペーン

たくさんのお客様からからリクエストを頂いていた「海外製電動ガンメンテナンスキャンペーン」を本日より開催致します。

既にお馴染みとなった、このキャンペーンは御使用中の電動ガンのリフレッシュや未調整の電動ガンのメンテナンス等、様々な作業を特価にて御利用頂けるキャンペーンです。



キャンペーン期間は本日より2014年2月23日のお申し込み分まで!

基本作業内容
・メカボックス内清掃、グリスアップ
・各部点検
・適正スプリングへ交換
・インナーバレル点検、清掃
・チャンバー部点検
・分解組立
・初速確認

この作業に伴い、銃刀法規制値内で御希望の初速にて調整致します。
また同時に御希望のパーツの組込みや気になる部分の調整も可能です。
パーツの持ち込みも大歓迎!

海外製電動ガンを購入したが、イマイチ調子が悪い、

もしくは内部の状態が分からず不安を感じる・・・

ちょっと使い込んでしまったので、そろそろメンテナンスを・・・

などなど、お問合せだけでも結構です。

このキャンペーンを利用して電動ガンのリフレッシュをしてみては如何でしょうか?

お問い合せやお申し込みはこちらからお問い合せ下さい。

皆様のお問合せをお待ちしております。
  

2014年02月09日 Posted by PEAK  at 19:50ショップ情報

LCT AKS74の調整

またまた大変ご無沙汰してしまいまして申し訳ございません。

昨年の暮から調整の御依頼が大幅に増えまして、ブログ掲載用の画像を撮る暇もなく
日夜、電動ガンの調整に追われております。

さて、今回は久々にLCTのAKS74の調整を御依頼頂きました。

画像は作業完成の状態です。マガジンは47用ですが・・・

今回、御依頼頂いた内容は
・AKS74Uのフロントキットの組込
・メカボックスのメンテナンス
・AKS74Uのフロントキット組込に伴う初速調整

まず、今回はお客さま御自身でフロント周りを分解した状態の本体とLCT製AKS74Uのフロントキットをお持込み頂きました。

メカボックスを取り出します。

非常に完成度の高いメカボックスです。


メカボックスを開けます。

グリスの状態やパーツ構成を見たところ、日本国内で調整されたようです。

ですが、メカボックスを開けた際にコロンと鉄片が出てきました。

出てきた破片です。


いずれにせよ、この破片が何のパーツものなのか徹底的に調べてみると
このメカボックスにはオール金属歯のピストンが使用されていました。



最初は白いグリスに紛れていたので分からなかったのですが、ピストンについたグリスを取り去ると後端のラックギヤが欠けているのが分かりました。
ピストンのラックギヤを点検すると最後端の歯にはセクターギヤとの接触した形跡があり、さらにその前にある歯にはセクターギヤとの噛合による摩耗が見受けられました。

赤丸がセクターギヤの歯のない部分と接触した跡で、青丸はセクターギヤとの噛合で出来た跡です。
セクターギヤ側や軸受にも損傷があると思い、ギヤのグリスを落としたところ、ギヤ側には何ら問題がなく、軸受も同様に損傷はありませんでした。

再度、メカボックスにセットして、どのようにして、こういう状態になったのか、確認してみたところ、
通常の物よりもピストンの歯が高い為にピストンが動作中、常にセクターギヤが干渉していたようです。
この原因はパーツ選定によるものと思われます。
オール金属歯ピストンはレートの高いスプリングを使用する場合や高回転を要求される場合には、非常に有効なパーツですが、今回のようなセッティングの場合は、あまり必要としません。
以前にも、当ブログにて書いたことがありますが、良いと言われているパーツや高額なパーツで全てを組み上げても、良い結果は生まれません。

では、調整内容に話を戻しましす。



メカボックス内のパーツを全て取り外し、他に破片等がないか確認し、清掃を行いました。
シリンダーヘッド、ノズル、には問題ありませんでしたが、シリンダーについてはインナーバレルをクリンコフのサイズ(270mm)に変更するので容積の変更を行いました。
メカボックス側のピストンレールにもバリや変形があったので、修正を行いました。
軸受はメタル製なので、ギヤ周りのグリスにはSuper ZOILを使用し、シリンダー、ピストン周りにはシリコングリスを使用しました。
ピストンはポリカーボネイト製の適正品を使用し、ギヤなどの干渉が無いことを確認し組込みました。
御希望の初速が0.2gBB弾で92~93m/sでしたので、SUB-ZEROのS90スプリング

次にインナーバレルをカットします。

この作業を行った後に気付いたのですが、ホップ窓に大幅な加工があり、パッキンを取り付けると、かなり大きな空間が開く状態でした。
ホップの可変時にパッキンの変形を回避するであろう加工ですが、大きく削りすぎてしまっているので、せっかくの空気もここから全て漏れてしまう状態でした。この辺りの変更についてはお客様から一任を頂いておりましたので、手持ちのステンレス製インナーバレルに適正な加工を施し組込みが完了致しました。


ピストンやピニオンギヤなどの異音は殆ど消え、非常に静かな動作音となりました。


弾速を確認します。
イーグルフォース製バイオBB弾0.2gを使用しホップを全開放状態で計測します。

最高で93.4m/s、10発平均で92.38m/sとなりました。

以上、今回はLCT製AKS74の修理内容を御紹介致しました。

当店では、お持込みによる調整も随時承っております。
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SUB-ZEROスプリングはピークアーマメントオリジナルのスプリングです。
サブゼロスプリングは1本からオーダーメイドが可能です。
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2014年02月08日 Posted by PEAK  at 18:16メンテナンス

WE Remington R5の調整

本日はKATANAシステムを搭載したWE製Remington R5の修理内容を御紹介致します。


KATANAシステムはM4のテイクダウンルーチンにおいてシリンダーユニットが取り外せ、
メンテナンス性に優れた画期的なシステムです。

以前にも、このKATANAシステムのM4を調整した内容を御紹介致しましたが、
今回、御依頼頂いたRemington R5も給弾不良を起こすとの事で、
当ブログを御覧頂き、修理をお申込み頂きました。

周囲で、このKATANAシステムの状況を確認した所、同様に給弾不良を発症し、
修理や対策品を使用しても、すぐに同じ症状となるケースが多いとの事でしたので、
この際、徹底的に症状を改善する方法を検討してみました。

では、分解します。

セレクターをSAFEにしたあと、後ろ側のテイクダウンピンを抜きアッパーレシーバーを持ち上げます。
今回は給弾状況を確認するために上下レシーバーを分解致しました。

話は前後致しますが、このKATANAシステムはセレクターをSAFEにすると逆転防止ラッチが解除され、スプリングテンションが開放されます。


次にシリンダーユニットからシリンダーヘッド、ピストンを前方から取り出します。

シリンダーユニットとシリンダーヘッドは細いネジピッチで結合されていて、バリも多く分解・組立には注意が必要です。


次にシリンダーヘッドからピストンを取り外します。

なぜ、この部分を分解するかというと、チャンバー、メカボックス、マガジンを擬似的にレイアウトし、動作確認を行うと1発目の給弾時は問題なくチャンバー内に装填されるのですが、2発目を給弾する際、ノズルが後退せずにピストンが後退して前進し、ノズルとピストンヘッドが結合します。この時、本来であれば2発目が発射されるのですが、ノズルが1発目の発射後に後退していない(給弾していない)ので、2回のサイクルで1発しか発射しない状況となります。

ノズルが後退しなかった状態



では、この現象の原因を検討してみました。

1.1発の発射後、ピストン後退時にノズルから吸気し、BB弾が蓋になるような状況(エアブレーキ)、同様にピストンリングが適正な寸法でないためピストンヘッドとノズルの結合部分に空気が充填されノズルとピストンヘッドが外れてしまう。

2.ノズルがBB弾を真で捉えられない時にノズルのガタによりノズルとピストンヘッドが外れてしまう。

3.ノズルの前後進にテンションをかけている、いずれかのスプリングテンションが強すぎるのではないか?

4.ノズル後端とピストンヘッドの形状及び結合部位の問題

5.マガジン内のスプリングテンションやマガジンキャッチの位置

以上、すべての要因を擬似的なレイアウトで試した結果、主な原因は3と4という事が判明しました。

3についてはリターンでテンションをかけている側のスプリングを少しづつカットし、適正なテンションに変更しました。

次に4についてはピストンヘッド側についているOリングに問題があり、メーカーから対策品として出ているOリングに変更しましたが、2マガジン撃ち切る前に症状が発生しました。
このOリングの形状や材質を見直すことにより、症状改善となる見込みとし、様々なOリングをテスト致しました。

その結果、国産の適正なOリングにより症状は改善し、1000発のテストを行い全てのBB弾を給弾致しました。

必要な箇所にグリスアップをして完成です。




弾速を確認します。
イーグルフォース製バイオBB弾0.2gを使用しホップを全開放状態で計測します。

最高で94.6m/s、10発平均で93.57m/sとなりました。

以上、今回はWE製レミントン R5の修理内容を御紹介致しました。

WEのカタナシステムによる給弾不良にてお悩みの方は是非ご相談ください。

当店では、お持込みによる調整も随時承っております。
お申し込みはメール、電話にてお知らせください。
コチラからお問い合せ下さい。

SUB-ZEROスプリングはピークアーマメントオリジナルのスプリングです。
サブゼロスプリングは1本からオーダーメイドが可能です。
現在のラインナップからの変更は勿論、ショップオリジナルスプリングの生産及び量産も随時承っております。
ご質問や御不明な点などございましたら上記問い合わせ先まで何なりとお問合せ下さい。



SUB-ZEROブランド製品は卸販売も行なっております。
御希望の業者様はピークアーマメント 担当:関口までお問い合わせ下さい。


  

2014年01月24日 Posted by PEAK  at 12:02メンテナンス

Beretta ARX160の調整

本日はS&Tから発売された新型アサルトライフルARX160の調整内容を御紹介致します。


独特なスタイリングですね。

手にすると、意外とスリムで、レバー類のレイアウトも素晴らしく、まさに新世代アサルトライフルである事を実感します。
最近ではアンビシステムも一般的ですが、このARX160は左右の切替も、全く違和感のない操作性です。

今回は以前も調整を依頼頂いたお客様から新品未動作の状態でお持込み頂きました。


では、レシーバーを分解します。

ここまでの分解は工具を必要としません。
但し、ストックのヒンジ部分にバッテリーコードとのコネクターがあるので、壊さないよう注意が必要です。


次にレシーバーからメカボックスを取り出します。

S&Tが販売するG36シリーズとほぼ同様なメカボックスです。
レシーバーから取り出す際、被覆の厚いケーブルはレイアウトも重要です。
脱着の際にケーブルを傷めてしまう可能性があるので、レイアウトも覚えておきましょう。


メカボックスを開けます。

G36の時と同様にグリスは塗られているようですが、乾燥しており潤滑機能は無いようです。

ギヤの精度は悪くありませんが、軸受の収まる部分の座ぐりが均一でないためにギヤの軸がが垂直にならない事があります。
ブローバック機構によるトラブルもありますので、レール分の点検とピストンへの加工が必要となります。
またシリンダーは、このインナーバレル長に対してフルサイズシリンダーですので、適正容量に変更します。

今回も軸受がメタル式という事と、ギヤの鳴きを懸念し、ZOILのグリスを使用しました。
マイクロスイッチは一度分解し、接点焼け防止策を行いました。

以上の内容を点検及び加工を行い、メカボックスの作業は完了です。

このメカボックスはスプリングテンションが低い物を使用したり、メカボックス上部のボルトを強く締めすぎるとダミーボルトの動作不良を引き起こします。


次にインナーバレルとチャンバーの点検を行います。

分解前にホップのエレベーションを確認した所、全く変化がありませんでした。
恐らく、ホップパッキンを押し込むパーツの嵩が足りていない為にホップの掛かる状態ではありませんでした。

さらにインナーバレル内は新品というにはかけ離れた汚れ方をしていたので、入念に清掃致しました。
また国産パッキンに変更した際、パッキンの厚みが足りておらず、気密性が損なわれる恐れがあったので、インナーバレル側にアルミテープを巻き、適度な厚みを得ることが出来ました。
ホップの嵩上げについてはダイヤルに連結する部分にプラ板を貼り、ホップのエレベーションは適正となりました。

以上、すべての作業は完了です。




弾速を確認します。
イーグルフォース製バイオBB弾0.2gを使用しホップを全開放状態で計測します。

最高で94.8m/s、10発平均で93.26m/sとなり、シリンダー容量を変更した事で安定した初速となりました。
ダミーボルトも問題なく動作しております。

以上、今回はS&T製ARX160の調整内容を御紹介致しました。

当店では、お持込みによる調整も随時承っております。
お申し込みはメール、電話にてお知らせください。
コチラからお問い合せ下さい。

SUB-ZEROスプリングはピークアーマメントオリジナルのスプリングです。
サブゼロスプリングは1本からオーダーメイドが可能です。
現在のラインナップからの変更は勿論、ショップオリジナルスプリングの生産及び量産も随時承っております。
ご質問や御不明な点などございましたら上記問い合わせ先まで何なりとお問合せ下さい。



SUB-ZEROブランド製品は卸販売も行なっております。
御希望の業者様はピークアーマメント 担当:関口までお問い合わせ下さい。


  

2014年01月18日 Posted by PEAK  at 12:00メンテナンス

MASADA CQBの調整

新年あけましておめでとうございます。

本年もピークアーマメントを宜しくお願い申し上げます。

年末にもお伝え致しましたように調整作業は順次行なっております。
お待ち頂いているお客様には大変ご迷惑をお掛け致しております。
何卒、御了承下さい。

さて、本日は当ブログでもお馴染みとなったPTS MAGPUL製MASADA CQBバージョンの調整を御紹介致します。
以前、御紹介した内容と重複する部分もございます。
予め御了承下さい。



では早速、メカボックスを取り出します。


現仕様でMASADA CQBモデルはストリームラインバージョンとはケーブルが異なります。
ストリームラインバージョンは厚手のシリコン被覆を使用しており、ロアレシーバーから
メカボックスを取り出す際はケーブルが引っ掛かる事があるのですが、
このCQBモデルは薄手の被覆なのでメカボックスの出し入れはスムーズに行えます。


前回、御紹介したストリームラインバージョンでもありましたが、
マイクロスイッチへのハンダ付けがきちんと行われていませんでした。

念の為にハンダを吸い取り、再度ハンダ付けを行いました。



今回の調整にあたり、お客様から下記のように御指示がありました。
・耐久性を向上させたい
・初速は0.2gBB弾で95m/s
・チャンバーの調整

耐久性を上げるといった場合、様々な方法があるのですが、
私共では無闇にパーツを変えることはありません。
むしろ、現段階で良いパーツを残し、その残ったパーツを活かす方法で他のパーツの選定を行います。

今回はシリンダー交換必須となりましたが、純正のポリカーボネイトピストンはギヤの精度に対して、見合うものではなかったのでModifyのウルトラピストンを使用しました。
もちろん、そのままでは干渉する部分や動作の抵抗になる部分があるので、加工を行ってからの組み込みとなります。

またギヤに関してはサイクルアップを要求しているわけではないので、バリ取りと中心軸の点検を行います。
軸受は固定されていることはもちろんですが、平面がきちんとでているか確認し、
ベアリング内の油分を除去してから、消音効果に優れたグリスを圧入します。

メカボックスに関してはピストンレールとピストンの干渉具合を確認し、必要に応じて研磨を行います。

シム調整に関してはセオリーはセオリーとして、パーツの組み合わせに最適な方法で調整を行います。

スイッチ周りも「マイクロスイッチだから焼けない」ということはありませんので、通常のスイッチと同じ方法で焼け防止策を行います。
但し、注意しなくてはいけないのはスイッチ接点の材質によっては同じ手法を行うと逆に通電不良を引き起こす場合があります。

以上でメカボックスの作業は完了です。

次にチャンバーブロックの点検です。



最近のロットではスプリングピンとピン穴の径が適正となったような気がします。
決して、抜けやすくなったという意味ではありません。

チャンバーブロックとチャンバー部のガタ取りを行います。
この作業も個体によっては全く必要としない物もあります。


ホップのエレベーションの確認です。

最近のCQBモデルはホップが全開放にならない物が多く、最初から適正ホップ以上にホップが掛かってしまう状態です。

この機構はMASADA特有の物なので、これには散々悩まされましたが、ある方法を用いて
ホップの全開放にすることが可能となりました。


インナーバレルとパッキンの点検です。

インナーバレルは曲がりや傷は無いものの、汚れが酷かったので入念に清掃を行いました。


以上でチャンバー、インナーバレル周辺の点検は完了しました。
全てを組み上げて完成です。
今回はSUB-ZEROのS90スプリングを使用しました。



弾速を確認します。
イーグルフォース製バイオBB弾0.2gを使用しホップを全開放状態で計測します。

最高で95.05m/s、10発平均で94.24m/sとなりました。



以上、今回はPTS MAGPUL製MASADA CQBモデルの調整内容を御紹介致しました。

当店では、お持込みによる調整も随時承っております。
お申し込みはメール、電話にてお知らせください。
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SUB-ZEROスプリングはピークアーマメントオリジナルのスプリングです。
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2014年01月06日 Posted by PEAK  at 12:00メンテナンス

MASADAストリームラインバージョンの調整

今年も残すところ僅かとなってまいりました。
皆さんは如何お過ごしですか?

私共、ピークアーマメントは御陰様でたくさんの調整及び修理依頼を頂戴致しました。
たくさんのお待ち頂いているお客様に一日も早く納品すべく年末年始問わず作業を行っております。

さて、本日はピークアーマメントにお持込み頂く調整で最も多いPTS MAGPUL製MASADAストリームラインver.の調整内容を御紹介致します。


外観はともかく、内部構成パーツがCQBモデルなどと異なる点が幾つかあります。
分解前に動作を確認したところ、通電しない場合がありましたので、電装関係も注意して確認致します。

では、分解してみましょう。

ここまでのテイクダウンは工具を使わずとも行えます。


メカボックスを取り出します。

ストリームラインバージョンは塗装無しのシルバーのメカボックスです。


一見、なんともない状態でしたが・・・

マイナス線がちぎれかけていました。
しかも配線ルートが間違っています。


メカボックスを開けます。

CQBモデルとはシリンダーヘッド、ノズル、軸受などが異なります。
また最近のCQBモデルはギヤも違う物が使用されていました。

メカボックス内部の清掃を行い、ちぎれかけていたマイナス線を引き直しました。
また念の為にマイクロスイッチを開け接点焼けを起こさないよう処置を致しました。


話は変わりますが、PTS MAGPUL製電動ガンは主にマイクロスイッチを使用していますが、
先日修理でお持込み頂いた機種で通電不良を起こし、原因を探ったところ、
このマイクロスイッチ内の接点が焼けていました。

話は戻りまして、シム調整も行われているようですが、セクターの動きが渋かったので、改めてシム調整を行いました。
各ギヤの点検を行い、グリスアップを行いました。
同時に軸受の固定も行っております。
ピストンはウエイトを追加し、ピストンレールはスムーズに動くよう研磨を致しました。
シリンダーは純正のシリンダーに穴あけ加工を行ない、容積を適正に致しました。


以上でメカボックス内の作業は終了です。



動作確認を行います。

MASADAはモーターマウントがメカボックスに取り付けられているので動作確認も簡単に行えます。
この状態で異音や動作不良があれば再調整も簡単です。

異常は見受けられなかったので、メカボックスは完成です。

次にチャンバー、インナーバレルの点検を行います。



チャンバーブロックとチャンバーのガタ取りを行ないます。

以前の作業に比べ、施工内容は変わりましたが、効率的かつ確実にガタが取れるようになりました。


ホップのエレベーションを点検したところ、押しゴムに形状の異常がありましたので成形を行いました。



次にホップパッキン及びインナーバレルの点検を行います。

インナーバレル内に傷や曲がり等はありませんでしたが、極度な汚れがありましたので、
徹底的に清掃を行い、テフロン入りケミカルにて仕上げを行いました。

チャンバーブロックをセットし、アウターバレルassyを組み付けてホップの出具合を確認し、
問題がなかったので、レシーバーをセットして完成です。





弾速を確認します。
イーグルフォース製バイオBB弾0.2gを使用しホップを全開放状態で計測します。

最高で95.12m/s、10発平均で93.96m/sとなりました。


以上、今回はPTS MAGPUL製MASADAストリームラインの調整内容を御紹介致しました。

当店では、お持込みによる調整も随時承っております。
お申し込みはメール、電話にてお知らせください。
コチラからお問い合せ下さい。
ピークアーマメントは年末年始問わず、調整作業を行なっております。
疑問や質問などございましたら何なりとお問合せ下さい。



SUB-ZEROスプリングはピークアーマメントオリジナルのスプリングです。

SUB-ZEROブランド製品は卸販売も行なっております。
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2013年12月28日 Posted by PEAK  at 12:00メンテナンス

VFC M4ES Stingerの調整

今回はこのブログでもお馴染みのVFC M4ESスティンガーの調整内容を御紹介致します。

このブログで御紹介するのは3回目となります。

CQBに特化したスタイリングは重心位置もよく、ユーザーを選びません。


さて、今回は本体を当店で購入頂き、内部調整も同時にお申込み頂きました。

御希望の初速は0.2gBB弾にて92m/s位との事です。
では早速分解してみましょう。

メカボックスを取り出します。

オーソドックスな分解方法ですが、一番完成度の高く確実なパーツ構成です。


次にメカボックスを開けます。

何故か今回はクリアーブルーのポリカーボネイト製ピストンでした。

スパーとセクターはVFC独特のスプリングテンション式です。
洗浄時に気付いたのですが、軸受が真っ直ぐに付いていなかった為にギヤを回すと、
凄い異音が発生していました。
メタル製軸受を一度全て取り外し、再度、専用工具にて圧入致しました。

軸受とギヤのクリアランスに気をつけながら各ギヤ下側のシム調整を行います。
これによりギヤノイズは若干、減少するのですが、さらにノイズを軽減させる為に
ZOILというグリスを使用しました。
前回も御紹介しましたが、ZOILのグリスはベアリングやメタル軸受との相性も良く、
ギヤノイズを減少させ、長期の潤滑に優れています。

シリンダー容量もインナーバレル長と合っていなかった為にシリンダーを交換しました。

スイッチ周りもグリスアップを行ないました。


以上でメカボックス内の作業は終了です。

今回は0.2gBB弾で92m/s位でしたので、サブゼロのS90スプリングを使用しました。


ロアレシーバーにメカボックスをセットして試運転を行います。

メタル軸受特有のノイズは殆ど消えていました。


次にインナーバレルとチャンバーの点検です。

特別、異常は見受けられませんでしたが、インナーバレル内に汚れが堆積していました。
可変ホップの機構も点検し、ホップの動作にも異常はありませんでした。


今回、本体をお買い上げ頂いた際にオプションナンバー1製PEQ用リポバッテリーも同時購入頂きました。
バッテリーがきちんと収まるかどうか確認し、余分なスペースにゴムシートを使い、スペーサーを挿入しました。

これで多少の振動は防げると思います。

以上、全てを組み上げまして完成です。


レールパネルとマグウェルグリップはお持ち込み頂いたパーツです。


弾速を確認します。
イーグルフォース製バイオBB弾0.2gを使用しホップを全開放状態で計測します。

最高で93.21m/s、10発平均で92.38m/sとなりました。


以上、今回はVFC製M4ES スティンガーの調整内容を御紹介致しました。

当店では、お持込みによる調整も随時承っております。
お申し込みはメール、電話にてお知らせください。
コチラからお問い合せ下さい。
年末年始は調整作業が大変混み合います。
本日(12/10)現在でも、かなり作業をお待ち頂いている状況ですので、
年内の納品を希望されるお客様はお早目にお知らせ下さい。



SUB-ZEROスプリングはピークアーマメントオリジナルのスプリングです。

SUB-ZEROブランド製品は卸販売も行なっております。
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2013年12月11日 Posted by PEAK  at 12:01メンテナンス

LCT AK KREBSカスタムの調整

ここのところ、更新が遅くなりまして申し訳ございません。

現在、前回のキャンペーンからたくさんの調整のお申込みを頂戴致しておりまして、多忙ということもありブログの更新を怠っておりました。


さて、今回は非常に珍しいLCT製AKのクレブスカスタムの調整内容を御紹介したいと思います。


お客様から御依頼を頂いた際に「LCTのAK」と伺っていたのですが、箱を開けてびっくりKREBS仕様でした。

私、個人的にも欲しかったモデルでしたので、しばらく見入ってしまいました。

今回、お預かりしたこのモデルはマルイ製メカボックスとチャンバー、インナーバレルを移植したモデルで、
耐久性とセミオートでのレスポンスを上げたいという依頼内容でした。

では早速、メカボックスを取り出します。

取り出し方法は従来型のAKと同じですが、フロントASSYの取り外し方が若干異なります。


メカボックスを開けます。

ゲームの数回使用したとの事でしたが、新品同様にきれいな状態です。

耐久性とセミでのレスポンスアップということなので、ギヤ周りの変更を行いました。
当初、純正ギヤ比での強化を検討致しましたが、レスポンスアップを踏まえ16:1のギヤ比としました。
この強化ギヤの使用に伴い、軸受をベアリングタイプへ変更し、ベアリングの音や耐久性を懸念し、ZOILというグリスを使用しました。
このグリスは金属表面改質性能を持っていて、摩擦係数を減少し、金属同士から発生する音を消音します。
さらに、ピストン、ピストンヘッドを加工。スプリングガイドはModify製ベアリング付きを使用し、
初速の兼ね合いからSUBZEROのS80スプリングを使用しました。

メカボックスの完成です。

今回はZOILというグリスをした影響なのか、ギヤやベアリングの音が減少しています。


次にチャンバー、インナーバレルの点検です。

メカボックス内と同様に曲がりや歪もなかったので、清掃を行いました。
パッキンは念のため、新品へと交換しております。

以上の作業で完了となります。



弾速を確認します。
イーグルフォース製バイオBB弾0.2gを使用しホップを全開放状態で計測します。

最高で92.04m/s、10発平均で90.74m/sとなりました。


以上、今回はLCT製AK クレブス仕様の調整を御紹介致しました。

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2013年12月02日 Posted by PEAK  at 12:01メンテナンス

MASADA SVの調整

今回は当ブログでもお馴染みのPTS MAGPUL製MASADAストリームバージョンの調整内容を御紹介致します。



今回依頼頂いたMASADAはゲームに使用されているもので、初速の安定化と、ホップ機構と内部の調整を依頼頂きました。

まず、メカボックスを取り出します。

ストリームラインバージョンは塗装のされていないシルバーのメカボックスです。
外側からも分かるようにシリンダーはフルサイズの物を使用しています。

PTS製MASADAは幾つかのバリエーションがありますが、モーターも外観の異なる物があります。
CQBだから、コレとか、ストリームラインだから◯◯。という決まり事はなさそうです。
特性についても比較したことはありませんが、大きな差はないようです。

メカボックスを開けます。

ゲームでの使用回数は僅かとの事なので、大きな損傷は見受けれませんでした。
グリスは乾いているので、全て清掃し、グリスアップを行ないました。
またインナーバレル長に合わせてシリンダーを交換します。

このシリンダー交換に際し、注意する点があります。
シリンダーは各社から販売されていますが、ボアアップシリンダーは勿論ですが
内径が異なるケースが多い為にシリンダーにヘッドを装着し、
ピストンをストロークさせて気密を確認します。
この時、ピストン側のOリングは勿論ですが、シリンダーヘッド側のOリングも適正な物へ変更する必要があります。
ノズルに関しても同様で、高価なノズルを使用してもシリンダーヘッドパイプとの気密が適正でないとエアロスとなります。
また、ノズルの選定は非常に難しく、エアロスだけではなく、寸法が異なる場合は様々なトラブルが発生します。

要は、「高価なパーツを組み込めば、望んだ性能が出る」といった先入観は持たない方が良いという事です。

話は逸れましたが、メカボックスの完成です。



レシーバーにセットして動作確認を行います。

今回は0.2gBB弾ホップ開放状態で92~93m/sの指定でしたので、ピストンウェイトを使用し、サブゼロのS80スプリングを使用しました。


次にチャンバー周りの点検、調整を行います。

この個体はメカボックス前方に打痕があり、分解時に気になっていました。


その原因はここにありました。

本来であれば、メカボックス前方に飲み込まれる繋ぎ部分がメカボックスにあたっていたようです。
その原因はチャンバーとアッパーレシーバーを繋ぐブロックのガタによるものでした。
ブロックの成形とチャンバーの上下方向のガタ取りによって、メカボックスとチャンバーがきちんと繋がりました。

次にインナーバレル、パッキン等の点検です。

インナーバレルの変形はありませんでしたが、ホップ窓の成形不良がありましたので、ヤスリで形を整えました。
またパッキンもホップ調整のストロークに見合うものではなかったので、適正なパッキンへ変更しました。
(画像は加工前の状態です)

以上で、調整作業は完成です。




弾速を確認します。
イーグルフォース製バイオBB弾0.2gを使用しホップを全開放状態で計測します。

最高で93.76m/s、10発平均で92.94m/sとなりました。


以上、今回はPTS MAGPUL製MASADAストリームラインバージョンの調整を御紹介致しました。

当店では、お持込みによる調整も随時承っております。
お申し込みはメール、電話にてお知らせください。
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SUB-ZEROスプリングはピークアーマメントオリジナルのスプリングです。

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2013年10月27日 Posted by PEAK  at 12:52メンテナンス

早期終了のお知らせ



ピークアーマメントの次世代電動ガンメンテナンスキャンペーンは受付予定数量の25丁に
達しましたので、誠に恐れ入りますが、本日一杯をもちまして受け付け終了とさせて頂きます。
たくさんのお問い合せ、お申込頂きまして誠にありがとうございました。

お預かり致しました電動ガンは作業が完了次第、順次発送となりますので、
今しばらくお待ちください。
なお、部品手配の関係上、出来上がりの順番が前後する場合がございますが、何卒御了承下さい。

この度は誠にありがとうございました。

  

2013年10月22日 Posted by PEAK  at 12:03ショップ情報

次世代電動ガンメンテナンスキャンペーン

前回も大変好評を頂いたピークアーマメントの次世代電動ガンメンテナンスキャンペーンを本日より開催致します。


2013年10月25日までに調整をお申込み頂いくと通常の作業料金が

なんと!
20%off!

作業内容
・メカボックス内清掃、グリスアップ
・各部点検
・適正スプリングへ交換
・インナーバレル点検、清掃
・チャンバー部点検
・分解組立
・初速確認

この作業に伴い、銃刀法規制値内で御希望の初速にて調整致します。
また同時に御希望のパーツの組込みや気になる部分の調整も可能です。
パーツの持ち込みも大歓迎!

ちょっと使い込んでしまったので、そろそろメンテナンスを・・・

などなど、お問合せだけでも結構です。

このキャンペーンを利用して次世代電動ガンのリフレッシュをしてみては如何でしょうか?
誠に恐れ入りますが、キャンペーン期日前に受付数量が25丁に達し次第、受け付け終了とさせて頂きます。

何卒、御了承下さい。
  

2013年10月14日 Posted by PEAK  at 14:14Comments(0)ショップ情報

マルイ HK416Dの調整

今回は東京マルイの次世代電動ガンHK416Dの修理及び調整内容を御紹介致します。



今回は次世代M4シリーズでも多く発生している、給弾不良ということで修理の依頼を頂きました。
また、SOPMODバッテリーからミニコネクター仕様へ変更されていました。
さらに、このミニコネクター仕様を前方配線へ変更と内部のメンテナンスも合わせて依頼頂きました。

では早速、メカボックスを取り出します。

ノズル先端部は泥などが付着していました。
また、外部から判断する限り、内部の消耗度合が見受けられます。
愛着をもって使用されていた証拠だと思います。


メカボックスを開けます。

お客様からも御指摘を頂いておりましたが、タペットプレートも摩耗しています。

他に、セクターギヤ、スパーギヤは一部の歯が欠損していました。
またブローバック機構の一部も同様に欠損していました。
お客様に了解のもと、イーグルフォースの強化ギヤへ変更しました。

シリンダー内部も汚れがたくさんありました。

ピストンヘッドはこのような感じで汚れています。
スイッチ周辺も同様に汚れていたので、全て清掃を行い、Oリング類は全て新品に交換しました。
タペットプレート、ノズルも新品へ交換しました。

前側配線に変更するために、ケーブルを新たに引き直しました。

メカボックスは以上で完成です。

今回はサブゼロの次世代電動ガン専用スプリングM80を使用しました。


次にチャンバー、インナーバレルの点検です。

チャンバー内部も泥が堆積していたので、専用のケミカルに漬け込んだ後に清掃を行いました。
インナーバレル内部も清掃し、ホップパッキンを新品へ交換して終了です。

HK416DのRASはM4と異なり、RAS内へ配線を通すスペースがありませんので、
外部から見えないガスチャンバーを外し、そのルートへ配線を行いました。


以上で、作業は完成です。



では弾速の確認です。

イーグルフォース製バイオBB弾0.2gを使用し
ホップを全開放状態で計測します。

最高で94.62m/s、10発平均で93.84m/sとなりました。


以上、今回は東京マルイ製 次世代HK416Dの調整を御紹介致しました。

当店では、お持込みによる調整も随時承っております。
お申し込みはメール、電話にてお知らせください。
コチラからお問い合せ下さい。

SUB-ZEROスプリングはピークアーマメントオリジナルのスプリングです。

SUB-ZEROブランド製品は卸販売も行なっております。
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2013年10月10日 Posted by PEAK  at 12:00Comments(0)メンテナンス

VFC SR635の調整

今回はVFC製SR635の調整内容を御紹介致します。



SR635は、その名前の通り6x35mm弾を使用するパーソナル・ディフェンス・ウェポンにカテゴライズされ、KAC社が販売するPDWと同じ弾を使用するモデルです。
そのSR635をVFCがモデルアップ致しました。

今回は御使用中の点検とメンテナンスとして、お持込み頂きました。

では早速、分解してみましょう。
メカボックスを取り出します。

分解方法はVFCのPDWと同じく、アンビセレクター用のギヤ以外オーソドックスなメカボックスです。


メカボックスを開けます。

スプリングはカットされた物が使用されています。

内部のパーツはグリスを除去し、新たにグリスアップを行いました。
またピストン用メカボックスのレール部分が高く、ピストンへのあたりが強かったのでレール部分を研磨致しました。
ベベルギヤの軸がグリップに当たっていたのと、モーターとの噛合が悪かったのでベベルギヤを適正な物へ変更しました。
さらに、リポバッテリーでの運用を踏まえ、ピストンウェイトを追加しました。

メカボックス内の作業は完成です。

今回は初速を0.2gBB弾にて95m/s位を御希望でしたのでサブゼロのS90スプリングを使用しました。


メカボックスをレシーバーにセットして動作確認を行います。

ピストンウェイトを追加した影響なのか、非常に良いレスポンスとなりました。


次にチャンバー、インナーバレル周辺の点検を行います。

チャンバーは透明樹脂のお陰で内部がどのような状況なのか一目瞭然です。
チャンバー内を清掃し、動作確認を行います。
インナーバレルは曲がりやホップ窓の形状やバリを確認し、ホップパッキンを国産の物へ変更し完成です。

全て組み上げて完成です。



弾速を確認します。
イーグルフォース製バイオBB弾0.2gを使用しホップを全開放状態で計測します。

最高で95.81m/s、10発平均で94.78m/sとなりました。


以上、今回はVFC製SR635の調整を御紹介致しました。

当店では、お持込みによる調整も随時承っております。
お申し込みはメール、電話にてお知らせください。
コチラからお問い合せ下さい。


SUB-ZEROスプリングはピークアーマメントオリジナルのスプリングです。

SUB-ZEROブランド製品は卸販売も行なっております。
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2013年10月04日 Posted by PEAK  at 16:41Comments(0)メンテナンス

G&P M16VNの調整

今回はG&P製M16ベトナムバージョンの調整内容を御紹介致します。


根強いファンが多いM16シリーズですが、その中でもベトナムバージョンは映画などの影響もあって、未だに多くのファンに支持されているモデルです。

ベーシックなフォルムながらも、飽きの来ない完成されたスタイルですね。

今回は本体をお買い上げ頂いたお客様から内部調整も含めて御注文頂きました。

では早速、分解してみましょう。

メカボックスを取り出します。

オーソドックスな分解方法ですが、国産のモデルのウィークポイントを抑えた確実かつ効率的な構造をしています。


メカボックスを開けます。

グリスは乾いていましたが、要所には必要な分のグリスが塗られていました。
またメカボックス自身も非常に剛性が高く、無駄な肉抜きも無く、長期の使用にも充分過ぎるほどの耐久性を持っています。

グリスは全て清掃し、新たにグリスアップを行いました。
このM16VNは各パーツの完成度も高く、アッセンブリーとしても感心させられる製品です。

メカボックスの点検、調整作業が完了しました。

ピストン、ピストンヘッド、各ギヤなど、カスタムパーツが惜しげなく使用されていました。
特にピストンの精度は、最近のメタルティースピストンなどにはない完成度を持っていました。
今回はピストンウェイトを使用し、サブゼロのS90スプリングを使用しました。


次にインナーバレル、チャンバーの点検です。

こちらも、ホップパッキンは要交換でしたが、チャンバーやインナーバレルの歪はほとんど見当たりませんでした。
グリスアップを行い、組み上げて完成です。


以上で、調整作業は完了です。


では弾速の確認です。

イーグルフォース製バイオBB弾0.2gを使用し
ホップを全開放状態で計測します。

最高で95.98m/s、10発平均で95.68m/sとなりました。


以上、今回はG&P製M16VNの調整を御紹介致しました。

当店では、お持込みによる調整も随時承っております。
お申し込みはメール、電話にてお知らせください。
コチラからお問い合せ下さい。

SUB-ZEROスプリングはピークアーマメントオリジナルのスプリングです。

SUB-ZEROブランド製品は卸販売も行なっております。
御希望の業者様はピークアーマメント 担当:関口までお問い合わせ下さい。

  

2013年10月01日 Posted by PEAK  at 12:01Comments(0)メンテナンス