ARES UMPの調整

本日は私共のテスト機として活躍していたARES製UMPのオーバーホールを紹介したいと思います。


ARES UMPの調整
ARES製UMPはブローバックギミックを搭載したモデルで、
メインスプリングの交換が簡単という事で私共のサブゼロスプリングのテストに採用していました。


では、メカボックスを取り出します。
ARES UMPの調整

基本的な構造はver.3となりますが、マイクロスイッチやブローバックユニットなどにより、
従来のver.3メカボックスと細部が異なります。

メカボックスから全てのパーツを取り出します。
ARES UMPの調整
軸受けはメタルタイプで、思ったほどの摩耗はありませんでした。

ピストンやピストンヘッドにも損傷や摩耗はありませんでしたが、ピストンリングは新品へ交換しました。
またギヤにつきましても同様に摩耗は見当たらなかったので、清掃し、再度グリスアップを行いました。
マイクロスイッチ内も接点焼けはありませんでしたので、清掃とグリスアップを行いました。
シム調整を行い、メカボックスは完成です。

モーターについても若干のコミュ焼けがあったので、清掃後、ブラシを新品へと交換しました。
ARES UMPの調整
海外製という事もあり、各部の摩耗や損傷を懸念しておりましたが、
この個体は30,000発以上の発射においても、大きなダメージもなく、テスト機としての機能を充分に果たしてくれました。


次にチャンバー、インナーバレルの点検です。
ARES UMPの調整
パッキンの痛みや変形はありませんでしたが、念の為、マルイ製パッキンへ交換しました。
インナーバレル内の傷や変形もありませんでしたので、清掃して組み上げました。


以上で、各部のオーバーホールは完了です。
ARES UMPの調整


弾速を確認します。
イーグルフォース製バイオBB弾0.2gを使用しホップを全開放状態で計測します。
ARES UMPの調整

最高で93.77m/s、10発平均で92.91m/sとなりました。

以上、今回はARES製UMPの調整内容を御紹介致しました。

当店では、お持込みによる調整も随時承っております。
お申し込みはメール、電話にてお知らせください。
コチラからお問い合せ下さい。

SUB-ZEROスプリングはピークアーマメントオリジナルのスプリングです。
サブゼロスプリングは1本からオーダーメイドが可能です。
現在のラインナップからの変更は勿論、ショップオリジナルスプリングの生産及び量産も随時承っております。
ご質問や御不明な点などございましたら上記問い合わせ先まで何なりとお問合せ下さい。


ARES UMPの調整
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御希望の業者様はピークアーマメント 担当:関口までお問い合わせ下さい。





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2014年05月30日 Posted by PEAK  at 12:21 │メンテナンス