Beretta ARX160の調整

本日はS&Tから発売された新型アサルトライフルARX160の調整内容を御紹介致します。


独特なスタイリングですね。

手にすると、意外とスリムで、レバー類のレイアウトも素晴らしく、まさに新世代アサルトライフルである事を実感します。
最近ではアンビシステムも一般的ですが、このARX160は左右の切替も、全く違和感のない操作性です。

今回は以前も調整を依頼頂いたお客様から新品未動作の状態でお持込み頂きました。


では、レシーバーを分解します。

ここまでの分解は工具を必要としません。
但し、ストックのヒンジ部分にバッテリーコードとのコネクターがあるので、壊さないよう注意が必要です。


次にレシーバーからメカボックスを取り出します。

S&Tが販売するG36シリーズとほぼ同様なメカボックスです。
レシーバーから取り出す際、被覆の厚いケーブルはレイアウトも重要です。
脱着の際にケーブルを傷めてしまう可能性があるので、レイアウトも覚えておきましょう。


メカボックスを開けます。

G36の時と同様にグリスは塗られているようですが、乾燥しており潤滑機能は無いようです。

ギヤの精度は悪くありませんが、軸受の収まる部分の座ぐりが均一でないためにギヤの軸がが垂直にならない事があります。
ブローバック機構によるトラブルもありますので、レール分の点検とピストンへの加工が必要となります。
またシリンダーは、このインナーバレル長に対してフルサイズシリンダーですので、適正容量に変更します。

今回も軸受がメタル式という事と、ギヤの鳴きを懸念し、ZOILのグリスを使用しました。
マイクロスイッチは一度分解し、接点焼け防止策を行いました。

以上の内容を点検及び加工を行い、メカボックスの作業は完了です。

このメカボックスはスプリングテンションが低い物を使用したり、メカボックス上部のボルトを強く締めすぎるとダミーボルトの動作不良を引き起こします。


次にインナーバレルとチャンバーの点検を行います。

分解前にホップのエレベーションを確認した所、全く変化がありませんでした。
恐らく、ホップパッキンを押し込むパーツの嵩が足りていない為にホップの掛かる状態ではありませんでした。

さらにインナーバレル内は新品というにはかけ離れた汚れ方をしていたので、入念に清掃致しました。
また国産パッキンに変更した際、パッキンの厚みが足りておらず、気密性が損なわれる恐れがあったので、インナーバレル側にアルミテープを巻き、適度な厚みを得ることが出来ました。
ホップの嵩上げについてはダイヤルに連結する部分にプラ板を貼り、ホップのエレベーションは適正となりました。

以上、すべての作業は完了です。




弾速を確認します。
イーグルフォース製バイオBB弾0.2gを使用しホップを全開放状態で計測します。

最高で94.8m/s、10発平均で93.26m/sとなり、シリンダー容量を変更した事で安定した初速となりました。
ダミーボルトも問題なく動作しております。

以上、今回はS&T製ARX160の調整内容を御紹介致しました。

当店では、お持込みによる調整も随時承っております。
お申し込みはメール、電話にてお知らせください。
コチラからお問い合せ下さい。

SUB-ZEROスプリングはピークアーマメントオリジナルのスプリングです。
サブゼロスプリングは1本からオーダーメイドが可能です。
現在のラインナップからの変更は勿論、ショップオリジナルスプリングの生産及び量産も随時承っております。
ご質問や御不明な点などございましたら上記問い合わせ先まで何なりとお問合せ下さい。



SUB-ZEROブランド製品は卸販売も行なっております。
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2014年01月18日 Posted by PEAK  at 12:00 │メンテナンス