VFC HK416Cの調整 4回目
当ブログを御覧頂いたお客様からHK416Cの調整依頼を頂きました。
毎度の事ながらVFCのHK416シリーズの作り込みには感心させられます。
独特なスタイルは接近戦でも有効と言えます。
さて、今回は他店購入品ということで内部の調整は勿論のこと、
配線変更、ローカルルールに則った初速、魔ホップの採用など様々な依頼を頂きました。
では、分解します。
メカボックスの取り出しは以前にも御紹介した通り、オーソドックスなM4と同様です。
強いて言うならば、アッパーレシーバーの取り外しですが、相変わらず固いです。
外すのは多少強引に引っ張れば抜けますが、取り付けにはコツが必要です。
これはこれでアッパーとロアーの結合を高める為に必要な事ですので致し方ない事だと思います。
あと、今回の個体はモーターがグリップから抜けず、色んな方法を試しましたが
ピニオンが引っ掛かって、モーターの取り出しに一苦労しました。
メカボックスを開けます。
今までのHK416Cと同様な状態でした。
入っていたスプリングと標準的なスプリングの比較です。
写真上が入っていたスプリングです。
この長さで動作させると、いくら良いピストンを使っても同じ結果をもたらします。
今回、依頼頂いたお客様も、この状態のスプリングのことを懸念され、
購入後、動作させないままお持ち込み頂きました。
依頼頂いた内容に基づき、ピストン、配線交換を済ませて完成・・・と
思ったのですが、この状態でグリップを取り付け動作させたところ、甲高い動作音が発生しました。
原因は本体と一緒にお持込み頂いたモーターの影響でした。
本来であれば、ピニオンギヤの交換と行きたいところですが、元のモーターシャフトはOタイプ、お持込み頂いたモーターはDタイプ・・・
モーター交換は必須ですので、ベベルギヤを交換することになりました。
ま、ベベル交換でシム調整をやり直すのであれば、他のギヤも見直す必要があるので、
いっその事、スプリング式のテンショナーをやめて、通常のシム方式に変更することにしました。
では、そのスプリングテンショナー分のカラーはどうするのかというと、実は以前、何かに使えるかもしれないとフランジ付きのカラーをたくさん購入していまして、それがなんと今回のカラーにどんぴしゃサイズでした。
このカラーへ交換した効果もあって、非常にスムーズな回転を得ることが出来ました。
以上で、メカボックスの作業は終了です。
今回はモーターの特性もありピストンウエイト無しでサブゼロのS90を使用しました。
ロアレシーバーにメカボックスを取り付け、動作確認を行います。
次にチャンバー、インナーバレルの点検及び作業となります。
既に何度か御紹介していますが、非常に精度に優れたチャンバーです。
今回は魔ホップを使用するとの事なので、インナーバレルのホップ窓の拡大と押しゴムに変わる板の切り出しを行います。
えー、申し訳ありません。
加工後の画像を撮り忘れていました・・・
では、次に今回の依頼で最大の難関「リポバッテリーをRASイン」へ取り掛かります。
まず、HK416シリーズに採用されているバレルロックナットへバッテリーが収まる分の切込みを入れます。
次にガスブロック後方のRASに隠れてしまう位置を確認し、バランスコネクターが収まるスペースを確保します。
最後にアウターバレルの上面を2mmほど削り、オプションNo.1の900mAhタイプが収まるようになりました。
RASの中でこのような状態になっています。
RAS in仕様の完成です!
このコンパクトなHK416Cは付属のPEQタイプボックスを使用するのも良いですが、やはりコンパクトならばバッテリーも本体に収めてしまいたいと、お客様からも要望を頂いていました。
オプションNo.1 ビッグパワー 7.4v 900mAh リポバッテリーを使用しています。
完成です。
では弾速の確認です。
イーグルフォース製バイオBB弾0.2gを使用し
ホップを全開放状態で計測します。
最高で94.48m/s 10発の平均で93.82m/sとなりました。
以上、今回はVFC製 HK416Cの調整及び改修を御紹介致しました。
また当店では、お持込みによる調整も随時承っております。
リポバッテリーのRASイン加工、スパーギヤのスプリングテンショナーの改修など
ぜひ、お問い合わせ下さい。
今回の調整でも使用したSUB-ZEROスプリングはピークアーマメントオリジナルのスプリングです。
SUB-ZEROブランド製品は卸販売も行なっております。
御希望の業者様はピークアーマメント 担当:関口までお問い合わせ下さい。
毎度の事ながらVFCのHK416シリーズの作り込みには感心させられます。
独特なスタイルは接近戦でも有効と言えます。
さて、今回は他店購入品ということで内部の調整は勿論のこと、
配線変更、ローカルルールに則った初速、魔ホップの採用など様々な依頼を頂きました。
では、分解します。
メカボックスの取り出しは以前にも御紹介した通り、オーソドックスなM4と同様です。
強いて言うならば、アッパーレシーバーの取り外しですが、相変わらず固いです。
外すのは多少強引に引っ張れば抜けますが、取り付けにはコツが必要です。
これはこれでアッパーとロアーの結合を高める為に必要な事ですので致し方ない事だと思います。
あと、今回の個体はモーターがグリップから抜けず、色んな方法を試しましたが
ピニオンが引っ掛かって、モーターの取り出しに一苦労しました。
メカボックスを開けます。
今までのHK416Cと同様な状態でした。
入っていたスプリングと標準的なスプリングの比較です。
写真上が入っていたスプリングです。
この長さで動作させると、いくら良いピストンを使っても同じ結果をもたらします。
今回、依頼頂いたお客様も、この状態のスプリングのことを懸念され、
購入後、動作させないままお持ち込み頂きました。
依頼頂いた内容に基づき、ピストン、配線交換を済ませて完成・・・と
思ったのですが、この状態でグリップを取り付け動作させたところ、甲高い動作音が発生しました。
原因は本体と一緒にお持込み頂いたモーターの影響でした。
本来であれば、ピニオンギヤの交換と行きたいところですが、元のモーターシャフトはOタイプ、お持込み頂いたモーターはDタイプ・・・
モーター交換は必須ですので、ベベルギヤを交換することになりました。
ま、ベベル交換でシム調整をやり直すのであれば、他のギヤも見直す必要があるので、
いっその事、スプリング式のテンショナーをやめて、通常のシム方式に変更することにしました。
では、そのスプリングテンショナー分のカラーはどうするのかというと、実は以前、何かに使えるかもしれないとフランジ付きのカラーをたくさん購入していまして、それがなんと今回のカラーにどんぴしゃサイズでした。
このカラーへ交換した効果もあって、非常にスムーズな回転を得ることが出来ました。
以上で、メカボックスの作業は終了です。
今回はモーターの特性もありピストンウエイト無しでサブゼロのS90を使用しました。
ロアレシーバーにメカボックスを取り付け、動作確認を行います。
次にチャンバー、インナーバレルの点検及び作業となります。
既に何度か御紹介していますが、非常に精度に優れたチャンバーです。
今回は魔ホップを使用するとの事なので、インナーバレルのホップ窓の拡大と押しゴムに変わる板の切り出しを行います。
えー、申し訳ありません。
加工後の画像を撮り忘れていました・・・
では、次に今回の依頼で最大の難関「リポバッテリーをRASイン」へ取り掛かります。
まず、HK416シリーズに採用されているバレルロックナットへバッテリーが収まる分の切込みを入れます。
次にガスブロック後方のRASに隠れてしまう位置を確認し、バランスコネクターが収まるスペースを確保します。
最後にアウターバレルの上面を2mmほど削り、オプションNo.1の900mAhタイプが収まるようになりました。
RASの中でこのような状態になっています。
RAS in仕様の完成です!
このコンパクトなHK416Cは付属のPEQタイプボックスを使用するのも良いですが、やはりコンパクトならばバッテリーも本体に収めてしまいたいと、お客様からも要望を頂いていました。
オプションNo.1 ビッグパワー 7.4v 900mAh リポバッテリーを使用しています。
完成です。
では弾速の確認です。
イーグルフォース製バイオBB弾0.2gを使用し
ホップを全開放状態で計測します。
最高で94.48m/s 10発の平均で93.82m/sとなりました。
以上、今回はVFC製 HK416Cの調整及び改修を御紹介致しました。
また当店では、お持込みによる調整も随時承っております。
リポバッテリーのRASイン加工、スパーギヤのスプリングテンショナーの改修など
ぜひ、お問い合わせ下さい。
今回の調整でも使用したSUB-ZEROスプリングはピークアーマメントオリジナルのスプリングです。
SUB-ZEROブランド製品は卸販売も行なっております。
御希望の業者様はピークアーマメント 担当:関口までお問い合わせ下さい。
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