CYMA M14EBRの改修

今回は当店で御買い上げ頂いたCYMA製M14EBRの改修内容を御紹介致します。

実は今回、お持込み頂いた原因はゲーム中に転倒されたとの事で、
その際にレシーバーとストックの繋ぎめ部分から見事に折れてしまいました。
CYMA M14EBRの改修
レシーバーも見事にへし曲がっています。

そこで、なんとかM14を復活させたいとの意向を受けまして、私共で部品取りとしていたKART製M14 JAE仕様の外装を使って復活させようという事になりました。
この作業に伴い、メカボックスのオーバーホールも同時に依頼頂きました。

では、メカボックスを取り出します。
CYMA M14EBRの改修
CYMAのEBRはモーターハウジングが通常のM14と取り付け角度が異なります。
またモーターもDMR等に使用されるサイズのモーターです。


メカボックスを開けます。
CYMA M14EBRの改修
転倒によるものなのか、分かりませんがシリンダーヘッドパイプとノズルの間に泥が侵入し、ノズルの内部が削れていました。同時にシリンダー内部にも汚れが堆積していたので、全ての部品を清掃します。
またピストンもクラッシュした形跡があるので、新品に交換します。

軸受けも泥を噛んだ形跡があるので交換し、改めてシム調整を行いました。

以上で、メカボックスの調整は完了です。
CYMA M14EBRの改修
ベアリング付スプリングガイドに変更したので、サブゼロのS80スプリングを使用しました。
ノズルは手持ちのファイアーフライ製のでんでんむしを使用しています。


JAE仕様へ外装の交換は簡単に思っていたのですが、マルイ準拠とはいえ、各部の寸法が微妙に異なり一つ一つ現物合わせでの作業となりました。
CYMA M14EBRの改修
モーターハウジングはマルイ製を使用し、樹脂より弱いKARTのメタルパーツの使用を極力なくし、CYMAのパーツを使用しながら組み上げました。


インナーバレルとチャンバーもCYMAを使用し、組込がてらに清掃を行いました。
ホップパッキンもマルイ製を使用しています。

以上で完成です。
CYMA M14EBRの改修

では弾速の確認です。

イーグルフォース製バイオBB弾0.2gを使用し
ホップを全開放状態で計測します。
CYMA M14EBRの改修
最高で94.67m/s 10発の平均で93.82m/sとなりました。

CYMA M14EBRの改修
恐らく、もう市場に出回る事のないJAE仕様のM14です。



以上、今回はCYMA製 M14EBRの調整及び改修を御紹介致しました。
また当店では、お持込みによる調整も随時承っております。
ぜひ、お問い合わせ下さい。


今回の調整でも使用したSUB-ZEROスプリングはピークアーマメントオリジナルのスプリングです。
CYMA M14EBRの改修
SUB-ZEROブランド製品は卸販売も行なっております。
御希望の業者様はピークアーマメント 担当:関口までお問い合わせ下さい。




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2013年07月16日 Posted by PEAK  at 12:02 │Comments(0)メンテナンス

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