A&K SR-25の調整

今回はセミオート式スナイパーライフルとして根強い人気を持つ、A&KのSR-25の調整内容を御紹介致します。

A&K SR-25の調整
このSR25はお客様の手により、カスタムされたもので、外部は勿論
内部にまでも手を加えた物ですが、度重なるトラブルにより当方へお持ち込み頂きました。

ご依頼内容は下記の通り
・現在、不動なので動くように
・できるだけ飛距離を稼ぎたい
・セミオート中心なのでレスポンス重視
ざっくりとした内容ですが、オーナーさんは以前からの知人ですので、どのような物を望んでいるのか分かった上での対応となりました。


では、分解します。
A&K SR-25の調整
アッパーレシーバーはピン2本で脱着可能です。


メカボックスの取り出しも至ってオーソドックスな方法で取り出すことが可能です。
A&K SR-25の調整
いわゆるロングメカボックスと呼ばれている物でピストン、シリンダーが通常のVer.2より長いタイプです。

えー、予想通りと言いましょうか、色んな所が壊れていました・・・
まず、ピストン、セクターギヤ、スパーギヤなどなど・・
ひとまず、壊れた部品を新しい物へ交換し、試射したところピストンクラッシュを起こしました。

原因はスプリングです。
余計なコストをかけじと最初に付いていたスプリングをそのまま使ったのが災いしました。
スプリングの長さもピストンに合わせて長い物を使う必要があります。

そこで、サブゼロのS90相当のレートに合わせて、長いスプリングを制作しました。
A&K SR-25の調整
ピストンも新調し、クラッシュ防止策としてロングピストンならではの加工を施しました。
さらにスパーギヤも同比の強化タイプへ変更しました。
シム調整も難なく決まり、思った以上にスムーズな仕様となりました。
配線の被覆も痛みが多くみられたので、シリコン被覆の銀メッキ線へ変更しました。


メカボックスが完成し、ロアレシーバーへ組込みます。
A&K SR-25の調整
この状態で試運転を行ったところ、非常にレスポンスの良い動作が確認できました。


次にチャンバー、インナーバレルの点検です。
A&K SR-25の調整
最近、よく見かけるPROWINのチャンバーです。
アルミ切削によるチャンバーボディーは精度も良さそうです。


チャンバーを分解します。
A&K SR-25の調整
巷で人気のフラットパッキンや電気なまずと、長掛けホップを目論んでいたようですが、
チャンバー側の加工がされていなかった為に長掛けに至っていなかったようでしたので
電気なまずの位置と長さに合わせて加工を行いました。


インナーバレル内の清掃を行い、テフロン系ケミカルにて仕上げを行い完成です。

A&K SR-25の調整


では弾速の確認です。

イーグルフォース製バイオBB弾0.2gを使用し
ホップを全開放状態で計測します。
A&K SR-25の調整
最高で96.2m/s 10発の平均で95.26m/sとなりました。


以上、今回はA&K製 SR25の調整を御紹介致しました。
また当店では、お持込みによる調整も随時承っております。
お申し込みはメール、電話などお客様の御都合で結構です。また、御予算に合わせた調整も行なっております。
ぜひ、お問い合わせ下さい。


SUB-ZEROスプリングはピークアーマメントオリジナルのスプリングです。
A&K SR-25の調整
SUB-ZEROブランド製品は卸販売も行なっております。
御希望の業者様はピークアーマメント 担当:関口までお問い合わせ下さい。






同じカテゴリー(メンテナンス)の記事画像
メンテナンスについて
VFC SCAR-Lの調整
メンテナンスキャンペーンのお知らせ
CA MP5A2の調整
MAGPUL PDR-Cの調整
2016メンテナンスキャンペーン
同じカテゴリー(メンテナンス)の記事
 メンテナンスについて (2016-09-28 12:13)
 VFC SCAR-Lの調整 (2016-08-13 12:01)
 メンテナンスキャンペーンのお知らせ (2016-08-02 13:27)
 CA MP5A2の調整 (2016-07-16 12:04)
 MAGPUL PDR-Cの調整 (2016-05-02 12:00)
 2016メンテナンスキャンペーン (2016-01-11 13:16)

2013年07月10日 Posted by PEAK  at 12:03 │Comments(0)メンテナンス

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。