電動MP7の調整

当ブログを御覧頂いたお客様から東京マルイ製MP7の調整を依頼頂きました。

電動MP7の調整

内容については飛距離アップに伴う弾速を上げたいとの事です。
但し、使用バッテリーはリポと純正のニッカドを使用したいとの事でした。

現在、サブゼロから発売しているC90はリポ専用のスプリングですので
これを使用した場合、純正ニッカドバッテリーではスプリングを引ききる事はできません。
そこで、現在試作段階のスプリングC80を使用することを御客様に了承頂いて調整する事に致しました。

では、分解します。
電動MP7の調整
メカボックスの外観の異常はありません。


メカボックスを分解します。
電動MP7の調整
内部もこれといった不具合はないようです。


各ギヤ、タペットプレートなどの点検を行い、グリスアップを行いました。
東京マルイのコンパクトマシンガンは使用頻度が高いとタペットプレートが磨耗し、給弾不良を起こします。
またタペットプレートに接触するセクターギヤも同様に磨耗しますので、使用頻度が多い方は点検交換をお勧めします。

先に御紹介した近日発売のコンパクト電動ガン用スプリングC80です。
電動MP7の調整
このスプリングは純正ニッカドバッテリーでも使用できるように設計したスプリングです。
従来品に比べ、不等ピッチを採用し、強化スプリングが引き起こすサイクルの低下を抑えた仕様となっています。
また純正シリンダー、ピストンとの相性もよくスプリングのみの交換でベストのパフォーマンスを発揮します。

このC80を組み込んでメカボックスは終了です。
ちなみに今回はオプション品のダンパーリングを使用しています。


次にチャンバー、パッキン、インナーバレルの点検です。
電動MP7の調整
インナーバレルは清掃し、ホップパッキンは新品に交換しました。
コンパクトモデルはチャンバー周りのグリスアップも重要です。


以上で、作業は完了です。
電動MP7の調整


では、弾速とサイクルを計測してみます。
まずはリポバッテリーでの結果です。
電動MP7の調整
イーグルフォース製バイオBB弾0.2gを使用、ホップは全開放状態です。
87.5m/s 13.89発でした。


次に純正ニッカドバッテリーでの結果です。
電動MP7の調整
上記と同条件で11.3発となりました。


セミオートでは最高で約88m/s、平均で86m/sとなりました。
電動MP7の調整
コンパクトモデル用スプリングC80は近日発売です。


以上、当店の東京マルイ製 MP7A1の調整を御紹介致しました。
また当店では、お持込みによる調整も随時承っております。
ぜひ、お問い合わせ下さい。




今回の調整でも使用したSUB-ZEROスプリングはピークアーマメントオリジナルのスプリングです。
電動MP7の調整



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2013年04月09日 Posted by PEAK  at 14:22 │Comments(0)メンテナンス

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