Peak Armament

今日は当店にお持込み頂いた修理の内容を御紹介いたします。

今日のお客様はCYMA製M14EBRです。


修理内容はゲームに使用中、グリップがガタつき始めたのでグリップ本体を固定しているネジを増し締めして使用していたところ、グリップ本体をマウントしているステーごとガタがでてしまい、銃をホールドするのも儘にならなくなってしまったとの事でお預かりしました。

では、さっそく分解してみましょう。

赤丸の部分がグリップをマウントするステーで別体となっており、ネジ1本で固定されているのですが
回り止めとして前後に突起が２個あります。どうやら、この突起が折れてしまったようです。

こんな感じです。

前後２本とも折れていました。実はこの突起がフレーム側に刺さったまま折れていまして
これを引き抜くのが物凄い厄介な作業でした。

最初、同径の棒にロウ付けして引き抜こうとしましたが、
径が細くて接着面が足りずにドンドン深みに・・・
そこで、この突起に1.5mmの穴を開けましてネジが中折れした際に使用する工具にて引き抜きました。

では、グラつかない、かつ頑丈に止める方法として以下の方法をとりました。

まず、ステー側の突起のあった場所へ3.2mmの穴を２箇所開けます。

この作業は正確に行うためにボール盤にて行っています。

次にフレーム側の穴を少し広げ、３ｍｍのネジを切ります。
そこへ３ｍｍのイモネジをスタッド代わりに埋め込み、ネジロック剤にてしっかりと固定します。
こんな感じです。

これによりステーの回り止めとなり、しっかりと固定する事が出来ます。

あとは必要箇所へネジロック剤を塗布し、組み上げて完了です。

純正以上にしっかりと固定する事が出来ました。


ここで、ひとつ便利な物を御紹介します。
CYMA製Ｍ１４のグリップを本体へ固定する際にHEXビスを使用しているのですが、
グリップ角度と異なる為にHEXレンチに磁気がないとナカナカ回すのが難しいのです。
そこで役に立つのが着磁器と呼ばれる物です。

ドライバーやレンチなどを間に通すだけで磁力をつけるものです。
もちろん、この着磁器は磁力を無くす事も可能です。
小さいネジなどを多用する電動ガンには非常に便利な道具です。






現在、ピークアーマメントでは各種海外製電動ガンが入荷しております。
いずれも即納品です。

D-BOYS　AKMS


D-BOYS　AKS74U


CYMA　Romania AIMS PMC


全て当店にて整備済です。
いずれも数量限定となっておりますので御注文はお早目に！