CORDURA®
今日はサバイバルゲームの装備品などで、よく耳にするCORDURA®(コーデュラ)について
御紹介したいと思います。とはいっても、当ブログの特徴でもある「広~く、そこはかとなく浅~い」感じですので、予め御了承下さい。
コーデュラとは
コーク·インダストリーズ社の子会社、20カ国以上で事業を展開するインビスタ社の繊維ブランドで摩擦や引裂きに対して非常に高い耐久性を持っています。また他に繊維製品を多数開発し、大手メーカーにいくつもの納入実績を持っています。
このインビスタ社のトップブランドにはコーデュラやクールマックス、ライクラなどがあります。
では、皆さんも目にした事のあるコーデュラの記述に付随する数字、
1000Dや500Dとは何なのか?ということに触れてみたいと思います。
この1000DのDとは「デニール」と呼び、繊維メーカーなどで使われる糸の単位です。
そのデニールは、その糸が9000mの長さで何グラムあるか?という単位となります。
よって、1000デニールとは9000mで1000グラム(1kg)という事になります。
ということは、1000デニールは500デニールに比べて重く、必然的に目の詰まった生地になります。一説によると、なぜ、このような重さで表記するのかというと、糸は直径で計ると計測する場所によって太さが変わり、また計測時に引っ張ってしまうと太さが大きく変わってしまうのでこのような表記になったと言われています。
では、500デニールより1000デニールの方が全てにおいて優れているのかというと
一概にそうとは言えません。繊維には仕様用途があり、身に着ける物や柔軟性が必要な場合は、よりしなやかさと軽さが必要なので500デニール、また幾度となく摩擦や引掻く要因がある場合は1000デニールの方が向いています。
ミリタリー関係ですと、主に500や1000といった高い数値の繊維が多いのですが、実際には10やそれ以下の繊維も存在しています。
またコーデュラには「バリスティックナイロン」という製品があり、これは非常に強い繊維なのですが、その反面、非常に硬く衣類などの主材料としてはまったく向きません。(肘や膝の充て布としては多数使われています。)
余談ではありますが、私がオフロードバイク業界で働いていた時は最強のナイロン繊維として知られており、これを使う事で商品全体の価値が大幅に変わるという事もありました。また、その当時はアラミド繊維のトップブランドDupon社の「KEVLAR(ケブラー)」が、このジャンルを大きく変貌させていました。現在のKEVLAR製品は二輪や四輪のタイヤなど主に工業製品に使われています。また皆さんも耳にした事があるかもしれませんが、刃物で切りつけても平気といわれたノーメックス生地もDupon社の製品です。
こんな感じで浅く御紹介させて頂きましたが如何だったでしょうか?
ま、突っ込み所も多々あるかと思いますが、今後皆様のお買い物の目安になれば幸いです。
御紹介したいと思います。とはいっても、当ブログの特徴でもある「広~く、そこはかとなく浅~い」感じですので、予め御了承下さい。
コーデュラとは
コーク·インダストリーズ社の子会社、20カ国以上で事業を展開するインビスタ社の繊維ブランドで摩擦や引裂きに対して非常に高い耐久性を持っています。また他に繊維製品を多数開発し、大手メーカーにいくつもの納入実績を持っています。
このインビスタ社のトップブランドにはコーデュラやクールマックス、ライクラなどがあります。
では、皆さんも目にした事のあるコーデュラの記述に付随する数字、
1000Dや500Dとは何なのか?ということに触れてみたいと思います。
この1000DのDとは「デニール」と呼び、繊維メーカーなどで使われる糸の単位です。
そのデニールは、その糸が9000mの長さで何グラムあるか?という単位となります。
よって、1000デニールとは9000mで1000グラム(1kg)という事になります。
ということは、1000デニールは500デニールに比べて重く、必然的に目の詰まった生地になります。一説によると、なぜ、このような重さで表記するのかというと、糸は直径で計ると計測する場所によって太さが変わり、また計測時に引っ張ってしまうと太さが大きく変わってしまうのでこのような表記になったと言われています。
では、500デニールより1000デニールの方が全てにおいて優れているのかというと
一概にそうとは言えません。繊維には仕様用途があり、身に着ける物や柔軟性が必要な場合は、よりしなやかさと軽さが必要なので500デニール、また幾度となく摩擦や引掻く要因がある場合は1000デニールの方が向いています。
ミリタリー関係ですと、主に500や1000といった高い数値の繊維が多いのですが、実際には10やそれ以下の繊維も存在しています。
またコーデュラには「バリスティックナイロン」という製品があり、これは非常に強い繊維なのですが、その反面、非常に硬く衣類などの主材料としてはまったく向きません。(肘や膝の充て布としては多数使われています。)
余談ではありますが、私がオフロードバイク業界で働いていた時は最強のナイロン繊維として知られており、これを使う事で商品全体の価値が大幅に変わるという事もありました。また、その当時はアラミド繊維のトップブランドDupon社の「KEVLAR(ケブラー)」が、このジャンルを大きく変貌させていました。現在のKEVLAR製品は二輪や四輪のタイヤなど主に工業製品に使われています。また皆さんも耳にした事があるかもしれませんが、刃物で切りつけても平気といわれたノーメックス生地もDupon社の製品です。
こんな感じで浅く御紹介させて頂きましたが如何だったでしょうか?
ま、突っ込み所も多々あるかと思いますが、今後皆様のお買い物の目安になれば幸いです。
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
でも・・
「500デニールは1000デニールに比べて重く・・」
逆じゃないっすか?^^
御指摘ありがとうございました。
確かに逆でした。大変失礼致しました。
早速、訂正致しました。