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 Posted by ミリタリーブログ  at 

MAGPUL PDR-Cの調整

日頃より当ピークアーマメントのブログを御覧頂きまして誠にありがとうございます。

前回のキャンペーン以降もリピーターや新規のお客様から多数の御依頼を頂いております。
現在、作業待ちも少なくなり比較的早い納期で作業を行っておりますので、御検討中のお客様は是非この機会を御利用下さいませ。

さて今回は、以前作業させて頂いたMAGPUL PDR-Cの調整内容を御紹介したいと思います。
PDR-Cは私共において、たくさんの依頼実績があり当ブログを御覧頂いているお客様にはお馴染みの内容かと思います。




今回の依頼内容は、中古にて入手された本体との事。
セミの状態で1テンポ遅れて動作する上に、動作後に異音がする、また全体的に動作が不安定かつ内部の状況が不明の為に点検及び修理を依頼頂きました。
・初速は0.2gBB弾で95m/sくらい
・レスポンスを向上させたい

以上の内容です。


では早速、メカボックスを取り出します。

画像でも分かるかと思いますが、各所リターンスプリングが破損しています。
またビスの使用箇所が間違っていたり、本来あるべきところのビスが無かったりしています。
このような場合は部品の方向などが間違っていることも多いので、入念に点検を行います。


次にメカボックスを開けます。

まず、一番最初に気付いたのが、逆転防止ラッチがありませんでした。
これにより、ワンテンポ遅れる動作の原因が判明しました。
他には、どのギヤのシムか分かりませんが、スパーギヤの下に潜り込んでいました。
さらにピストンとピストンヘッドを繋ぐビスが抜け掛かっていました。
強引に組み立てた箇所が多数見受けられました。

全部品をメカボックスから取り外し、入念な点検作業を行い、交換が必要な部品に関してはお客様に御了承を得てから交換を致しました。
シリンダーはVFCの加速タイプに交換、ピストンヘッドはG&Pの樹脂タイプへ変更、逆転防止ラッチもG&P製を使用しました。


メカボックスの完成です。

ピストンがメカボックスを仮組した際に若干抵抗があったので、レール部分を研磨しました。
同様に給弾ルートもザラつきが無くなる程度に研磨しました。
さらに、以前御紹介したタペットプレートスプリングの干渉も点検と角度調整を行いました。


次にチャンバー、インナーバレルの点検を行います。

インナーバレル内の汚れはあったものの、変形や摩耗等は見受けられませんでした。
パッキンは国産の物へ変更し、ホップのリフト量も確認致しました。


インナーバレルassy及びメカボックスをレシーバーに取り付けます。

分解時に発見した破損したスプリングは該当品が入手困難でしたので、既製品を加工し取り付けました。
今回はSUB ZEROのS90のプロトタイプ(ステンレス製)を使用しました。
SBDも取り付けております。

PDRはトリガーのプルストロークにてセミとフルオートの切替をする機構なので、ここも点検と調整を行いました。

以上で、全作業は完了です。




弾速を確認します。
東京マルイ製バイオBB弾0.2gを使用しホップを全開放状態で計測します。



最高で94.3m/s、10発平均で93.5m/sとなりました。
セミ/フルの切替も良好でセミのレスポンスも作業前に比べて格段に向上しました。

以上、今回はMAGPUL製 PDR-Cの調整内容を御紹介致しました。


当店では、お持込みによる調整も随時承っております。
お申し込みはメール、電話にてお知らせください。
コチラからお問い合せ下さい。

SUB-ZEROスプリングはピークアーマメントオリジナルのスプリングです。
サブゼロスプリングは1本からオーダーメイドが可能です。
現在のラインナップからの変更は勿論、ショップオリジナルスプリングの生産及び量産も随時承っております。
ご質問や御不明な点などございましたら上記問い合わせ先まで何なりとお問合せ下さい。



SUB-ZEROブランド製品は卸販売も行なっております。
御希望の業者様はピークアーマメント 担当:関口までお問い合わせ下さい。

  

2016年05月02日 Posted by PEAK  at 12:00メンテナンス