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 Posted by ミリタリーブログ  at 

ARES ハニーバージャーの調整

11月に入り、寒さが一気に増したように思いますが、皆様は如何お過ごしでしょうか?

本日はARESが発売したハニーバージャーの調整内容を御紹介したいと思います。


一見、M4のクローンともいえるスタイルですが、ハニーバージャーは実際に存在するモデルだそうで、アサルトライフルとしての位置づけではなくPDWとしてのモデルだそうです。しかも、そのストッピングパワーはM4以上というとんでもない仕様です。
このARESのAM013はそのハニーバージャーをモチーフにしたモデルです。

今回はいつも当店を御利用頂いているお客様から御依頼頂きました。

依頼内容は以下の通りです。
・内部調整・清掃 (0.2gBB弾で初速93~95m/s前後希望)
・ホップ周り調整

では早速、メカボックスを取り出します。

メインスプリングはメカボックスの後方から取り出せるタイプです。こういう仕様は私共にとっては非常にありがたい仕様です。
シリンダーは紫のアルマイトが施されたアルミ製です。外観から見ても気密性に難がありそうです。
ひときわ目を引くのがスイッチユニットあたりかと思います。これはEFCSという電子制御のトリガーシステムでARESの上位機種に採用されています。

ついでに反対側も

なにやらメカメカしいユニットですね。


メカボックスを開けます。

いわゆるver.2タイプのメカボックスですが、各部細かい所が変更されています。
トリガー部分はまったくの新設計です。

破損や摩耗箇所がなかったので、全ての部品を脱脂洗浄を行います。
各ギヤについては変形や摩耗などはありませんでしたが、バリが多く、メカボックス内部にバリが飛散していました。
ボックス自体に問題はありませんでしたが、軸受けが真直ぐに付いていない箇所があり修正、
またアルミ製シリンダーとシリンダーヘッドの寸法が合っていなかった為に圧縮漏れを起こしていました。
シリンダー容量もインナーバレル長に合っていませんでした。



さらにピストンが全鉄歯でしたので各ギアの面取り加工を行い、回転に対して抵抗が少なくなり
スムーズに動作するようになりました。
トリガーが重く、レスポンス性にも悪影響が出ていたので、トリガースプリングを加工しました。
また同様にタペットプレートスプリングも必要以上のテンションでタペットプレートに影響がでる恐れあったために交換及び加工を行いました。

以上でメカボックスの作業は完了です。

ロアレシーバーに取付けて動作確認を行います。

ギヤの加工とグリスアップにより動作音はかなり静かになりました。


次にチャンバーとインナーバレルの点検です。

ホップ周りに関しましてはダイヤルの回転量に対し、リフト量が少なかったのですが、パッキンの交換により最終的な吐出量を調整しました。
またインナーバレルは必要にして充分な精度でしたので、交換は見送りました。


以上で全ての作業は完了です。



弾速を確認します。
イーグルフォース製バイオBB弾0.2gを使用しホップを全開放状態で計測します。

最高で95.3m/s、10発平均で94.6m/sとなりました。


以上、今回はARES製 AM013 ハニーバージャーの調整内容を御紹介致しました。


当店では、お持込みによる調整も随時承っております。
お申し込みはメール、電話にてお知らせください。
コチラからお問い合せ下さい。

SUB-ZEROスプリングはピークアーマメントオリジナルのスプリングです。
サブゼロスプリングは1本からオーダーメイドが可能です。
現在のラインナップからの変更は勿論、ショップオリジナルスプリングの生産及び量産も随時承っております。
ご質問や御不明な点などございましたら上記問い合わせ先まで何なりとお問合せ下さい。



SUB-ZEROブランド製品は卸販売も行なっております。
御希望の業者様はピークアーマメント 担当:関口までお問い合わせ下さい。



  

2015年11月02日 Posted by PEAK  at 14:09メンテナンス