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 Posted by ミリタリーブログ  at 

G&G G2010の調整

今日は久々にG&GのG2010いわゆるF2000の調整を御紹介致します。


G&G製のF2000はこのブログでは初めての御紹介になると思います。
私共では初期モデルが発売された頃に調整を何度か行ったことがあるのですが
今回久々にお客様の御注文により調整させていただくことになりました。

今回は当方で本体を購入し、内部調整を同時に行う形で依頼を頂きました。

調整内容は以下の通りです。
・パッキン、スプリングは交換
・メカボックス内部の点検と調整
・チャンバー、インナーバレルの点検
・初速をホップ開放状態で95m/s


では、分解してみましょう。

メカボックスの取り出しは非常に簡単で、ビス2本で取り出すことが可能です。
ですが、頻繁にメカボックスを取り出すと、この簡単な方法が災いしてメカボックス自身の保持が緩くなる場合があるので注意しましょう。

P90のメカボックスと似ていますが、スイッチ周辺なども独特の機構を採用しています。



メカボックス内部です。

スプリングはメカボックス後方から交換可能なシステムです。
グリスはMASADAの時と同じ様に乾燥して潤滑の機能を失っています。
勿論、全パーツを取り外し脱脂した後に新たにグリスアップを行います。

G&Gの製品は非常に完成度が高いのですが、ギヤにバリが出ている事があるので点検は必須です。
また軸受けのベアリングも油切れを起こしやすいのでグリスを充填しました。
またピストンやタペットプレートなど樹脂パーツは硬度はあるものの、柔軟性に欠ける素材を使用しているので、摩擦などを極力減らすために潤滑性の高いグリスを使用します。
またピストン周りの気密性も低く、せっかくの後方吸気型のピストンヘッドも意味を成さなくなってしまうので、ピストンとシリンダーヘッドのOリングは国産の適正品に交換しました。

何箇所か以前と異なるパーツを使用していました。

では、スイッチ周りの点検です。

この周辺も幾つかのパーツが従来の物から材質など仕様変更されているようです。
接点は一度脱脂を行い、接点グリスを塗布しました。


スイッチアッセンブリーとモーターハウジングをメカボックスへ取り付けて完了です。

スイッチアッセンブリーはベースが樹脂なので、強い力で取り付けビスを回してしまうと千切れる事があるので注意しましょう。

今回は0.2gBB弾で94m/sとの事なので、インナーバレル長との兼ね合いから
サブゼロのS90スプリングを使用しました。


では、チャンバーとインナーバレルの点検を行います。

元のパッキンは緑色で、重量弾などには向きますが、日本で一般的なBB弾には不向きなのでマルイ純正品を使用しました。
インナーバレルは、ここ最近稀にみる汚れ具合でした。


チャンバーアッシーをアッパーレシーバー取り付けて完成です。



では弾速の確認です。

イーグルフォース製バイオBB弾0.2gを使用し
ホップを全開放状態で計測します。

最高で94.8m/s、10発の平均で94.2m/sとなりました。

以上、当店のG&G製 G2010の調整を御紹介致しました。
また当店では、お持込みによる調整も随時承っております。
ぜひ、お問い合わせ下さい。

なお、先日も御案内致しましたが
この度、事務所移転に伴い、サービスキャンペーンの第一弾としまして
5月20日まで海外製電動ガンメンテナンスキャンペーンを開催致しております。

締め切りまであと2日



2013年5月20日までに調整をお申込み頂いくと通常の作業料金が
20%off!となっております。
皆様からのお問い合わせをお待ちしております。

※現在、キャンペーン中ということもあり、調整のお申し込みが大変増えております。
現在、納品までに約2週間を要しております。大変申し訳ございませんが、納期の遅延も含め何卒、御了承下さいますようお願い申し上げます。



今回の調整でも使用したSUB-ZEROスプリングはピークアーマメントオリジナルのスプリングです。

SUB-ZEROブランド製品は卸販売も行なっております。
御希望の業者様はピークアーマメント 担当:関口までお問い合わせ下さい。

  

2013年05月18日 Posted by PEAK  at 12:02Comments(0)メンテナンス