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 Posted by ミリタリーブログ  at 

スプリングの選定について

日頃より、ピークアーマメントオリジナルスプリング「サブゼロ」を御利用頂き誠にありがとうございます。



今日は、よく当店にお問い合わせ頂くスプリングの選び方について御説明したいと思います。

まず、スプリングを交換するにあたって、色々な目的があるかと思います。
1.最近、購入時より飛距離が落ちてきた
2.インナーバレルを交換したら飛距離が短くなってしまった
3.メカボックス内のパーツを交換したら弾速が下がってしまった
など・・・

今回は発射サイクルについては触れず、使用するBB弾は有名メーカーが一般的に販売している0.2gBB弾を使用する事を前提とします。
また特殊なチューニングや銃刀法規制値を超える物につきましては例外とします。

では、#1の場合、国産品で他のパーツを交換していないのであれば、サブゼロの商品名(S80やS90)の数字部分を目安に初速が出るはずです。
この選び方で初速が大きく外れる場合は、ピストンやシリンダー、ノズル周りでエアーがロスしている場合が多く、BB弾の発射毎に初速が大きく異なると思います。その場合は経年劣化などによる箇所を特定する必要があります。

次に#2のインナーバレルを交換した場合ですが、皆さんも御存知の通りエアーを圧縮するシリンダーの容量とインナーバレル長は相対関係にあり、このバランスが崩れると初速が安定せず、交換前に比べ極端に低くなる場合があります。

この場合、以下の画像を参考にして御説明します。

当店でも取り扱っているModifyのシリンダーをもとに御説明します。

A:Ver.7(M14)用専用シリンダーです。他のシリンダーに比べて全長が若干長くなっています。
B:いわゆるフルサイズシリンダーです。インナーバレルが長い物に適合します。
C:一般的なシリンダーサイズでアサルトライフルタイプに使用されています。
D:こちらも一般的に使用されていますが、サブマシンガン等に使用されています。
E:サブマシンガンの中でも短い物に使用されるシリンダーです。

ではシリンダーサイズに対応するインナーバレル長を以下に御紹介します。
A:バレル長450〜500mm(Ver.7専用)
B:バレル長450〜500mm
C:バレル長250〜400mm
D:バレル長180〜240mm
E:バレル長110〜170mm
上記のようにシリンダーに対してインナーバレルの長さを合わせた場合、#1と同様にサブゼロの商品名(S80やS90)の数字部分を目安に初速が出るはずです。

では、#3の場合ですが、これは非常に難しい選定となります。
ベアリング付きのスプリングガイドやピストンの歯が少ない物などを同時に組み込んだ場合、プラスマイナスの要素があり、熟練の方でないと目安を立てるのは困難を極めます。特にピストンウエイトとベアリング付きスプリングガイドを同時に使用しているCYMAのAKシリーズなどは、状況によってはスプリングの張力が2ランクほど上がってしまう場合があります。
この場合はサブゼロのS70スプリングが有効です。

いずれにしても、適正な気密が維持できない限り、スプリングに見合った初速を得ることは出来ません。
また、どの製品を交換しても初速に変動がでるので、
必ず内部のパーツを交換したら正確な測定器で初速を測定して下さい。
もし、スプリングの選択に迷った場合は、ピークアーマメントまで何なりとお問い合わせ下さい。
弾速の測定は店頭にて随時無料にて行っております。

銃刀法規制値を守って安全なサバイバルゲームを楽しみましょう。  

2013年03月27日 Posted by PEAK  at 15:00Comments(0)メンテナンス