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 Posted by ミリタリーブログ  at 

Mac11の修理

今日は当店にお持込頂いたマルゼン Mac11の修理内容について御紹介致します。


ご存知の方も多いと思いますが、マルゼンのMac11はガスブローバック式で
コンパクトながらも非常に強いリコイルを持ったモデルです。

お持込頂いた物は相当長く動かしていなかったようで、
久々に動かしてみたところ、ブローバックが不調で、1発目は動作するのですが、2発目以降が動作しませんでした。
チャンバー部分を軽く押さえると動くのですが、手を離すと動作不良を起こすという状況でした。

では早速分解します。

さすがガスブローバックモデルだけに、とても簡単に分解できます。



長期保管の為かグリスが固着している部分が多数あります。

なんとなく動作不良の原因が見えてきました。



原因はこのピストン周りにありそうです。

周囲に固着しているグリスを拭き取ります。



きれいに清掃した後に潤滑剤を綿棒で塗ります。

今回使用した潤滑剤は以前にもご紹介した事のあるBELRAY製6in1です。
この潤滑剤はテフロン皮膜を形成する水置換性質で、長期潤滑性も持っています。
もちろん樹脂も侵しません。



バルブノッカー周りも汚れやグリスが付着していたので清掃し、グリスアップを行います。



各パーツの欠損もみられないので、分解とは逆の手順で組み上げて行きます。

しかし、部品点数が少ないので分解組立が非常に簡単です。



と、ここまで順調に進んだのですが、一旦組み上げて動作確認したところSEMIがバースト状態となります。

もしやと思い、組込を最初からやり直したところ、レシーバー前側のネジを締め込み過ぎると、この状態が発生するようです。


完成です。

写真を撮った後で気付きましたが、ストックを付け忘れていました。

動作に関してはSEMI/FULL共に快調に動作するようになりました。

以上、当店のマルゼン製Mac11の修理内容を御紹介致しました。
また当店では、お持込みによる調整も随時承っております。
ぜひ、お問い合わせ下さい。





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2013年02月22日 Posted by PEAK  at 15:22Comments(0)メンテナンス