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 Posted by ミリタリーブログ  at 

Kingarms P90

本日も当店に御持込頂いた修理内容を御紹介したいと思います。

今日のお客様はKingarms製P90です。

FN社のライセンスを受けた非常に精巧なP90ですね。
当店においても実物を御覧頂いたお客様から「よくできている」と好評を頂いております。

今回の御依頼はセミオート時に単発とならず、フルオートになったり、2点バーストになったりするとのこと。
また初速を最大90m/sあたりで落ち着かせてほしいとの御依頼です。

では、早速分解です。

P90はプラスネジ2本を外すことで簡単にメカボックスを取り出すことが出来ます。
さすが、Kingarms製ということもあり、非常によく出来たメカボックスです。

メカボックス内のグリスアップも行っていないとのことでしたので、シリンダーやピストン周りも含めてグリスアップを行いました。

ただ、よく見てみるとセクターチップが逆向きになっており、この辺も給弾に影響しているのかもしれないので修正致しました。

今回、主に見られる症状はブルパップタイプの電動ガンに多く見られる症状で、スイッチの接点やカットオフレバーがトラブルの原因になるのですが、セミ・フル共にスイッチ接点は若干の焼けは見られるものの原因としては考えられませんでした。
カットオフレバーも曲がりや損傷もなく、許容範囲内の状態です。

では、何が原因か?と。
お客様はリポ7.4vで運用したいとのことでしたので、同じ条件で試すと御預かりした時より症状は良くなったものの、セミを多用していると、いわゆるオーバーロード状態が次第に現れます。
状況を改めて確認したところ、8.4vニッケル水素バッテリーでは問題なく動作します。そこで、モーターを確認したところ、お客様御自身にてEG30000モーターへ交換されていました。これを中華製モーターに交換したところ、まったく問題なく動作する事が分かりました。

そこで、お客様に状況を報告しモーターを変更するか、バッテリーを変更するか?を選択していただきモーターを交換することで了承頂きました。
元々、ハイスペック化を狙ってEG30000モーターを選択したのではなく、たまたま手元にあったので使用したとの事。
これで、お客様の御依頼頂いた内容については解消できたので各パーツを組み上げます。

チャンバー周りも点検を行います。

電気くらげを使用されていたので、気密をとりながら組み上げます。

インナーバレルassyをレシーバーへ組み付けます。

この際、インナーバレルのガタツキが気になったので、アルミテープにてインナーバレルのガタつきを少なく致しました。

KingarmsのP90はこの状態でスプリング交換が可能です。

せっかくなので、お客様の御指示通り90m/s、サイクル15/sになるようにスプリングを製作いたしました。

計測結果は以下の通りです。

東京マルイ0.2gバイオBB弾での計測結果です。

完成です。








現在、ピークアーマメントでは各種海外製電動ガンが入荷しております。
いずれも即納品です。

D-BOYS AKMS


D-BOYS AKS74U


CYMA Romania AIMS PMC


全て当店にて整備済です。
いずれも数量限定となっておりますので御注文はお早目に!
  

2012年12月19日 Posted by PEAK  at 22:14Comments(0)メンテナンス